ピンポン コミック 全5巻完結セット (Big spirits comics special) [マーケットプレイス コミックセット]
- 小学館
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感想・レビュー・書評
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星野〜〜すき〜〜
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映画だけだいぶ前に見たことがあった。結末が少し違った?面白かった。絵が特徴的だけどすぐ慣れる。
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松本大洋の漫画を読むと、いつだって泣いてしまいそうになる。
青春時代への懐古でもあり、弱者への優しいまなざしでもあり、暗く鬱屈した若者への讃歌が身にしみる。
何よりも根暗なスポーツのイメージだった卓球をここまでかっこいいスポーツとして描ききった松本大洋は日本卓球協会から表彰されたっていいのではないか?
ダイナミックな筆遣いと大胆にして緻密なコマ割。わずかに使用されるスクリーントーンが効果的に思われるほどのフリーハンドの画力は素人目にも天才的である。
ペコとスマイルの友情の話なのだが、焦点は実は中国で結果を残せなかった文革や、常勝を義務づけられた風間の孤高や、才能がないことを自覚して努力だけで上り詰めようとして敗北してしまうアクマや、脇役たる敗者や弱者の内面までもきちんと描写している文学的態度は憎いくらいにすばらしい!
しかもそれらがスラムダンクのように30巻近くにも及ぶ長い構想ではなく、たった5巻に集約されていることに驚く。無駄なコマが1つとしてない。
ユーモアやウィットも効いている。
さまざまなキャラクターの描写を通じて描かれた努力や閉塞や敗北や挫折や絶望を経て、さいごにペコが復活することで、この漫画に登場した全員が浄化される。
最終巻でのタムラの台詞が何とも憎い。
「勝ち負けが意味持つ試合でもねえしな」
勝敗の彼岸に到達したペコとスマイルは、最後に読者をも浄化する。
90年代的スポ根青春漫画です。
青春は、いつだって、暗く、重い。
そのいまいましい重力から僕たちを解放するのがヒーローなのであって、それこそがペコなのですね。 -
「この星の一等賞になりたいの、卓球でオレは!」
映画とはまた違った2人と3人(と2人のコーチ)の青春が素敵。 -
松本大洋作品の中で、2番目か3番目に好きな漫画。
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絵と余白と文章のバランスがいいのかな?
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映画は、ほぼ原作に忠実に作られていたことがよく分かりました。映画を先に観てしまったので、映画が原作の雰囲気を表しているかは判断はできませんが。
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おもしろかった。