サヨナライツカ [DVD]

監督 : イ・ジェハン 
出演 : 中山美穂  西島秀俊  石田ゆり子  加藤雅也  マギー  川島なお美 
  • アスミック・エース
2.84
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本棚登録 : 871
感想 : 196
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427646780

感想・レビュー・書評

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  • 1975年、タイ・バンコクに赴任中のエリートサラリーマン豊は婚約者光子がありながら、バンコクで出会った謎めいた美女沓子と関係を持つ。離婚した慰謝料で高級ホテルで贅沢に暮らすが心が満たされない沓子に夢中になる豊だが、出世のためには光子と別れることはできない。沓子は豊の気持ちを察して海外へ行くと告げ2人は別れる。
    25年後、光子との間に2人の息子を授かり次期社長にも指名され順風満帆だった豊。バンコク出張で訪れた思い出のホテルでスタッフとして働く沓子に再会する。沓子のずっと待っていたという言葉に、日本での地位を捨て沓子と暮らす決心をする豊。しかし再びバンコクを訪れた時、沓子は病に倒れすでに他界していた。

    辻仁成の人気小説を映画化。中山美穂が大胆なベッドシーンに挑み、12年ぶりの主演映画として話題に。俳優陣は1975年は若作りしすぎだし、25年後は老けすぎていてなんか不自然だった。

  • ずっと前に原作を読んでボロ泣きしたので、映画化されてもなかなか見に行けずにいた作品。原作の記憶はおぼろげながら、個人的には、映画より原作の方がいいと思いつつ、最後は泣いてしまった。

    婚約者を日本に残して、バンコクに転勤した豊が、オリエンタルホテルのスイートに暮らす女性、沓子と恋に落ちる。
    ある日、婚約者の光子が沓子に会いに来て、結婚式までに去るよう迫る。正直、パートナーを奪われないために行動する女性は怖いと思った。

    25年後、豊と沓子は再会し、互いにずっと想っていたことを知る。そして、最後は豊が沓子と一緒にいる覚悟を決めるも、沓子は病死する。

    互いに愛していながら一緒にいられないなんて、切なすぎる。"人は死ぬときに愛したことを思い出す人と愛されたことを思い出す人がいる"というのも、響いた。

  • 辻仁成らしい映画。オシャレな感じに見せてるけどそれだけ。予告では「タイと日本とニューヨークの~」と言ってるけど、ニューヨークほとんど出てこなくない?展開早すぎ。なんで奥さんの書いた詩を思い出しながら彼女との日々を回想しているのかも意味不明。

  • 美しい映画だった。
    バンコクに行ってみたい。

  • バンコクの空気と光はとても綺麗でした。
    タイ語を話す西島秀俊さんもとても良かったです…東南アジアが似合う。

    お話は、なんだかずるい男の話だな〜って思って早々に流し見してしまいました。
    日本に婚約者の光子を残してバンコクに単身赴任してきた豊が、現地で出会った沓子と激しい恋に堕ちる。
    「期間限定だから」と言いながらもハマって、でもそれが職場にバレたら冷たくする…ってムカムカ。
    察した光子が豊に内緒で沓子に会いに来たのはヒエッてなったけど。女性陣は好きでした、光子も沓子も強かったな。豊には勿体ないよ。。
    最終的に誰もしんから幸せになれてない気がしてうーんって思ってしまいました。25年?は長い。
    沓子の病死での別れも安直な気が。

    でも好きなシーンは、バンコクの空港で沓子と無表情で別れた豊が、沓子が見えなくなったら感情を露わにして、やってきた光子を抱きしめて「愛してる」と言い続けるシーンです。
    あの愛してるは、沓子に向けてだったんだろうなって思って。

    光子の書いた詩も好き。
    わたしは愛された事を思い出す気がします。

  • 2020/11/26

  • 小説と全然内容違う。
    愛してるって言わない2人の関係が好きだったのになあ。最後はうるってきた。
    映画だと浮気感&不倫感強め。

  • 辻仁成の小説を中山美穂主演で映画化というだけでも話題性十分の本作。私も12年ぶりの映画主演の中山美穂目当てに早速鑑賞。それほど長く一線を離れていたとは感じさせず、確かに期待通りの美しさにまず満足。ただ、沓子のキャラと中山美穂の演技にはミスマッチ感が否めない。沓子の内面の一途さや、再会を果たした時の切ない心情等は余すところ無く表現されているのだが、本来登場の場面で表現されるはずの奔放さ・派手さといった要素はあまり表現されておらず、その分後半との落差も控えめである。それと、25年後の再会の場面での特殊メイクの稚拙さはいかがなものか。本来、切なさがこみ上げる美しいシーンになるはずなのだが、あまりに不自然で少々興ざめである。現在の技術であればもう少し自然な映像にすることも可能であろうし、これだけ現実離れした設定なのだから必要以上にリアリティを追求する必要もなかろうと思うが。久しぶりに中山美穂を鑑賞できたということ以外に得るものの少ない作品だが、石田ゆり子の本妻っぷりは貫禄と凄みがあってなかなか良かった。

  • 他サイトの映画レビューとか結構酷めだったから正直どうかなって思っていたんですが、泣いた、涙止まんない切なすぎる…
    結論的にはすごく泣いた、確かに突っ込み所色々あるけど泣いた。

    …内容は後半ひたすらに辛すぎるし重い。
    25年間もお互い思い続けた先にあったのは、さらに切ない結末だった。(実は結構予想してたとか言わない)
    個人的に西島さん演じる豊さんとゆり子さん演じる婚約者の光子さんも好きなので
    だからどっちとどうとかそういう風に思えなかったけど、沓子さんが愛したのが豊さんで良かったと思いました。
    あと長い!!!映画長い!!!!!時間!!!
    思ってたより長くて、ちょっと退屈感はありました。
    私個人的にはあまり好みな内容ではないですけどね(余計な一言)

  • bk

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著者プロフィール

映画監督・脚本家。主な作品に『私の頭の中の消しゴム』(二〇〇四)、『サヨナライツカ』(二〇一〇)、『戦火の中へ』(二〇一〇)、『第3の愛』(二〇一六)、『オペレーション・クロマイト』(二〇一七)、『ジェジュン:オン・ザ・ロード』(二〇二一)がある。

「2023年 『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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