ミスティック・リバー [DVD]

監督 : クリント・イーストウッド 
出演 : ショーン・ペン  ティム・ロビンス  ケビン・ベーコン  ローレンス・フィッシュバーン 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
3.44
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本棚登録 : 550
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135805560

感想・レビュー・書評

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  • 救いがなくてつらい。

    なぜデイブの妻は夫を信じきれない?
    なぜジミーはかつての友人デイブの話を聞かない?
    なぜジミーの妻は夫を盲信する?
    なぜショーンはジミーを逮捕しない?
    そしてなぜデイブは車に乗ってしまったの?

    デイブがいつも影を背負っているようで気の毒だった。
    やっとつらい人生から解放されて「生きたい」と叫んだのが、あの最後の瞬間だったなんて、本当に救いがない。

    人生は不公平で不条理なものだということを淡々と描いた作品。
    さすがイーストウッド監督。
    川面を写したラストシーンを観て、イーストウッド監督の作品だったということを思い出した。監督目当てに観たのに、それを忘れて引き込まれた。

  • 後味が悪すぎて…デイヴ、どうして……となって辛いです。
    あの時、たまたま、車に乗ったのはデイヴだったけど、もしかしたらそれはジミーだったかもしれないしショーンだったかもしれない。たまたま、なのにずっとずっと3人に影を落として。
    誤解が悲劇に繋がったのですが、何故ショーンはジミーを逮捕しないのか、そしてジミーの妻はちょっとおかしくないか!?となりました。デイヴの妻はこれから自責の念に囚われるんだろうけど。。この辺りの、赦す赦さないの感覚が違うのかなぁ。この結末はまだ受け止めきれません。
    デイヴの人生って、と考え始めると辛さしかないです。
    心理描写が丁寧で薄っすらとずっと悲しくて、光が無くて惹き付けられました。役者さんたちもそれぞれの影がありました。

  • 今さら観ました。
    イーストウッド、天才。そしてこの名優陣。

    すごすぎる映画。
    不条理というか、あまりに多義的で語りきれない。

  • 全体的にどんよりした話。
    最初から最後までなにか重かった。

    追記
    他の人のレビューを観てなるほど、そういう見方があるのかと納得。
    また、次観たときは感じ方が違うのかも。

  • 途中までは面白かったのに、ラストのどんでん返しが派手に大失敗という印象…
    話が進むにつれて色々突っ込み要素は増えてくるけど、アナベスの「あなたは無実の人を手にかけたけど、娘を想っていたから正義」みたいなセリフは…あんた何様なんだと思った笑

  • 語り過ぎず、隠喩が多い映画。なので好き嫌いが分かれるかも。過去と現在があちこちでリンクしていて子どもの頃の事件から離れられない主人公達。
    誰を信じるか。自分自身を信じられるか。デイヴは自分を見失っていた。ジミーは自分を過信していた。本当は色々な十字架に押しつぶされそうな人間なのに。デイヴの妻は夫を信じられず、ジミーの妻は夫を崇拝している。一歩引いた立場に見えるショーンは、事件全てを受け入れ、妻の愛を得ることができた。新たな傷を負った人々はまたそれぞれ生きていく。
    3人は穴ぐらから出られたのだろうか。

  • あの時車に乗っていなければ……少年時代の悪夢は、その後の人生にまで大きな影を落とす。「デイブはあの時死んだんだ」。亡霊のように生きてきたデイブは、最期の瞬間、まだ生きていたいと願った。イーストウッド監督作で、一番好きな作品。

  • いやあ、凄い。圧倒的です。うん。凄い。個人的には、もうド名作だと思いますね。圧倒的、という言葉が、何しろ、ピッタリかな。という。

    あまりこう、内容について、アレコレ言いたく語りたく、ない映画です。未見のかたは、一切の前情報なく、観て欲しいですね。まずは、この映画の世界に、入り込んで欲しい。浸りきって欲しい。まずは、観る。観てから、アレコレ、考える。まずは、観る。百聞は一見に如かず、という言葉が、最もこの映画には相応しいかな、と思います。

    ショーン・ペン
    ティム・ロビンス
    ケヴィン・ベーコン
    まあ、お見事な演技ですね。超豪華やなあ、って感じ。こんだけのビッグネームを3人揃えたの、凄いなあ。贅沢やなあ。名優の意地、三つ巴でぶつかり合いまくってる気がします。
    ホンマに三名とも甲乙つけがたいですが、、、敢えて誰が、いっちゃんグッと来たか、というと、、、うーむ。ティム・ロビンスですね。本当に素晴らしい。

    第76回アカデミー賞で、ショーン・ペンが主演男優賞。ティム・ロビンスが助演男優賞。獲ってるみたいですが、いやいやいや。ショーン・ペン&ティム・ロビンス&ケヴィン・ベーコンの三人とも主演男優賞でええやろ、ってね、思いますね。個人的には。この三人は、自分の中では、完全に同列の素晴らしさです。

    あと、クリント・イーストウッド。監督だけではなく、音楽も担当されてるんですね、この映画では。多才やなあ、、、すげえなあ。クリント・イーストウッドは、なんといいますか、キャラとしては、日本映画界でいいますと、北野武と似ているなあ、って思います。個人的に。名優であると同時に名監督であり。作風も、、、ちょっとは、似てる?かなあ?

    で、この映画のイメージで言うと、日本映画界では、あんまり何に似てるか?はピンとこない。小説で言うと、宮部みゆき、吉田修一、お二人の社会派小説あたりに、ちょっと通じるものがあるなあ、ってね、そんな思いを抱きましたね。

    いやまあしかし。ホンマに素晴らしい映画です。この映画を観たことない人に、この映画を薦めるときは、内容に関してやいのやいの説明したくないですね。「とにかく良い映画だから。観てくれ。とりあえず観てくれ」って薦めます。そして、この映画を気に入っている人と、トコトン話をしたいな。って思いますね。そんな映画です。迷わず観ろよ。観ればわかるさ(わからんかったらマジごめん)。そんな映画ですね。

  • 当時ショーン・ペン42歳。渋い。
    ケビン・ベーコンもええ雰囲気。

  • スッキリしない映画。

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