善き人のためのソナタ [Blu-ray]

監督 : フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 
出演 : セバスチャン・コッホ  マルティナ・ゲデック  ウルリッヒ・トゥクール  ウルリッヒ・ミューエ 
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
4.23
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本棚登録 : 144
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462068828

感想・レビュー・書評

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    -包装しましょうか?

    いや、私のための本だ

  • すごくいい映画だった。家でみてたら迷わず泣いたのに。。。外で見終わった。
    旧東ドイツ、国家保障局?の話。あんまりにきれいに終わったんで、意外だった。
    きれいに泣ける、いい映画。ラストは震える。

    ーHGW XX7に捧げる

  • 8年前に観ていたことを、観終わっても気づかず、ブクログの本棚でそのことを知る。
    映画というのは、そのときの自分の状態によって、あるいはそのとき自分がどんな経験をし、どんな知識と感性を自分の中に培って、どれほどのアンテナを立てて見ているかによって、感じ方は大きく異なるのだろう。8年前の当時の私は、たぶんふーんいい映画だなーくらいにしか思わなかったのだろう、星4つの評価をしていたようだが、今回は、この静かで冷たいリズムの画面の中に惻々と胸を打つなにかを感じた。星5つの良作である。

  • 戦後の旧東ドイツという舞台がとても興味深かったです。イデオロギー的にはよくわからないのですが、そこは全体統制による管理社会であり、反体制派が厳しく監視されていた。本作では反体制運動を行う芸術家の姿が描かれますが、本作の主役は彼らではなく、監視する方。

    家族もなく、趣味もなく、ひたすら盗聴して報告書を書くだけの彼の生活は異常です。そんな生活をしていたら精神のバランスを崩すのは当然であり、彼は芸術の持つ力に生きる光明を見出したのではないか。もっとも、他の方も指摘しているように、彼が芸術家たちに共感を抱くきっかけの部分が曖昧なのが本作の急所ではありますが、芸術の効用というものは少しずつ体内に浸透していくものなのかもしれません。

    彼の行動が意外な形で報われるラストがとても良かったですね。ベルリンの壁が崩壊し、東ドイツの政治体制があっという間に過去のものになるところも興味深かったです。

    「いや、私のための本だ」

  • 人が人であろうとする事の尊さ。

  • ドイツ月間、東ドイツ編。

    共産国家、マジ理不尽。
    監視にこれだけの人員割くとかほんとどうかしてる。
    そんな「どうかしてる」社会での主人公の変化と反抗の物語。
    彼のやっていることは、どこか片恋に身を焦がすストーカーのよう。
    盗聴して、相手の満ちたりた様にムラムラしたあげく我が身の寂しさを覚えたり、持ち物こっそり盗んだり。
    最後、彼の恋は少しだけ報われる。
    「この本は僕のものだ」って。
    まあ、そんな切ない恋物語じゃなくて、事態を好転させようとした善意が別の悲劇を呼び起こしてしまうという苦しい物語なんだよな…
    抑えられた、静謐な画面がもの悲しさを際立たせる…
    それと、大臣の生理的嫌悪しか催させないキモさがすごいw

  • ベルリンの壁崩壊前の東ドイツ監視国家を描いた映画。
    色々と闇が多すぎ…しかしそんな中でもこの映画の諜報員のような人間味溢れる人が実際にいたかもしれないと思うと、少し救われる。(実話ではないので実際はもっと酷かったかもしれないが)
    ラストで思わず涙腺が。

  • 手に汗握る展開から、素敵なラストへ。
    ベルリンの壁崩壊前後の緊張感が嫌がおうにも伝わってくる作品。

  • 良い映画です。

  • 旧東ドイツの監視国家をテーマにした、第79回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品。

    なんというか社会全体が悲しい世界で、うーんと考えさせられる内容です。
    そんな中での監視する側、される側の人間の人間味溢れる行動に熱いものを感じずにはいられません。

    どうでもいいですが、ドイツの映画はセクシーなシーンが多くて好きです。

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