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- / ISBN・EAN: 4547462074454
感想・レビュー・書評
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70年代の退廃的で破天荒なロックバンドの生き様を見せられてるだけかと思いきや、いやいや、そんなどこかで見たような、映画の上っ面をすくいとってなぞったようなものではなくて、いろんな人の悲喜交々をロックとユーモアでぶった切って、その中に燻る弱さとか情けなさとかを炙りだしたような、ある意味繊細な映画でした。
芸術は嫉妬と憧れから生まれて、そこにセックスや愛が絡まりあったものだ、みたいなセリフがあったけど、そう言われてちょっと涙ぐんでいるように見えたウィリアムが私には印象的でした。なかなか名前を明かさなかったペニーレインも、数年ぶりに再会して「許す」「謝らない」とだけ言って笑顔で抱擁する母娘も、みんなそれぞれが自分の道を信じて生きていて、何だかとってもかっこよく見えた。
あとこの邦題、すごく良いと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これぞ、まさに甘酸っぱい青春物語であり、音楽映画である。
ラッセルが堪らなくクール。ロン毛でヒゲを伸ばしてゆるーくシャツを着てデニムを履くようなguyは私の好みど真ん中である。(どうでもいいけど)
ペニーの美しさにも魅了される。外見的な美しさ以上に、内側から湧き出てくるような表情が堪らない。
ウイリアム少年の成長物語であり、ペニーが自分を取り戻す物語でもあり、ラッセルが自分を振り返る物語でもある。
人は人と出逢って、必ず何かが変わっていく。
すべての出逢いには意味があると思っている。
キャメロン・クロウ監督 -
ロックと女と酒とドラッグの映画。
少年の成長物語のようで、実は違う。
この映画は、大人が本音を語り合う映画で、少女が失恋を知る映画。
憧れの存在の人々のすぐそばで真摯にその姿を見つめる少年の瞳はいつだってきれい。
Almost Famous
その意味は、売れる寸前のバンドのことであり、取り巻きの中の噂の美人のことであって、三流記事から引き抜かれた期待の新人ジャーナリストのことである。 -
甘くて爽やかな青春の日々
何かを盲目的に愛し、若さのままでひたすらにがむしゃらに走っていたあの頃
キュートでセクシーなペニー・レインに淡い恋心を抱いていた少年は果たして旅の終わりに大人になれたのか?
Almost Famous
きっとまだまだこれからなんだろう
誰しもなんでもないことで笑えて、小さなことで躓いて悩んだ日々があると思う
この映画はそんなかけがえのない時代を心地よい音楽と共に完ぺきに描ききっている
音楽は全ての人を平等に、優しく包みこむ
青春の只中にいる人にも、青春を思い出として持っている人にもぜひ、見てほしい -
ペニーレインはみんなが作り上げたい特別な女の子。現実から逃避してロックスターに自分を投影してそばにいるだけでは、それは君の人生では決してないのだよ。
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謎多き女ペニー・レイン。
憧れのバンドマンの本当の姿。
色々見て男は成長するわけですな。
もさい少年がちょっと大人になってちょっとかっこよくなる。
いいね。こういうの好きです。
最後のペニー・レインの粋なはからいがまた。
いさぎいいラッセルにも1ポイント!(何
爆笑してしまったのは、恐怖のフライトで、
「俺はゲイだ」って告白後の雷雲脱出成功www
マwwwジwwwwかwwww
勘弁してくれよっていう顔が完璧でしたね。 -
少し早すぎる大人の青春に身を置きながら、
決して本質が変わらない主人公が愛らしい。
そしてこのお母さんは理想が高くて過保護なのは確かだけれど、
音楽を禁止しなかったし、
ツアー同行も止めなかった。
息子の知性を知っていたからかもしれない。
とにかく可愛いペニーレインと、
この時代のロックの空気がたまらない。 -
3.5
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2018.8.15