キック・アス Blu-ray(特典DVD付2枚組)

監督 : マシュー・ヴォーン 
出演 : アーロン・ジョンソン  クロエ・グレース・モレッツ  クリストファー・ミンツ=プラッセ  ニコラス・ケイジ 
  • 東宝
4.02
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本棚登録 : 624
感想 : 106
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104065667

感想・レビュー・書評

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  • この映画を初めてみたのは小学一年生の時。
    その時の私が感じてしまったのは、怖いではなくかっこいい。
    R-15という制度を知らなかった私はお気に入りの戦隊ヒーローを見つけた気分だったのだろう。
    何度も見た。ミンディになりたいと思った。一日中クロエを見つめていた。私の中で何かが燃えていた。
    今でもあの光景が目に焼き付いている。
    これが私の始まりだ。


    今では、あの頃のミンディと同じくらいの歳になった。
    熱はだんだん冷めていたが、また映画を見るとあの時の感情が蘇ってくる。
    今となってもバカみたいに夢を見てしまう。
    ミンディより強くなりたい、と。



    感想(?)はまた後日Instagramに載せようかなと思っています。
    Instagramはプロフィールに載せいてるので良かったら覗いてください^ ^

  • ヒットガールの出番がぜんぜん足りないよウ、と不満が出るくらい、クロエ・モレッツ演じるヒットガールのインパクトにやられた。殺陣シーンの演出もあれこれ趣向が凝らされていて、女の子が大の男たちをなぎ倒していくという、実写では微妙になりがちなシチュエーションを見事に"絵"にしている。音楽も良かった。とくに、ヒットガール初アクション時の選曲のセンスは神がかっていると思う。

  • 最近ファッション雑誌や映画雑誌にやたらと登場するクロエ・モレッツの出世作だというこの作品。
    ずっと気になってたので見てみましたが意外と面白かった。
    スタントを殆どたてなかったというヒットガールは圧巻。

  • ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    LOGLINE:
    人) ヒーローになりたいという妄想を捨てきれないオタク学生のデイブが

    事) "キック・アス"という覆面ヒーローを名乗って自警活動をしているうちに、マフィアへの復讐を目的に活動する本物のヒーロー親子と出会い、彼らとマフィアとの争いに巻き込まれることで

    動) ヒーローとしての自己実現を果たす話


    プレミス)「なぜ誰もヒーローになろうとしない?」
         「特別な能力がなければ責任もないのだろうか?」デイブのモノローグ

    隠れプレミス)「ヒーローたちは頭がイカレてる」レッドミストの車中音楽


    主人公造型:
    EXT:ヒーローになること
    INT:ヒーローになることで自己実現すること、冴えない日々を変えること
    弱点:特別な能力のない一般市民であること
    形容詞:ステレオ。夢見がちで無鉄砲、典型的なオタク


    アンタゴニスト:ケイティ(デイブがヒーローになる理由を奪う。「ヒーローには未練がなかった」とまで言わせる。つまりデイブの目的はある時点までヒーローになることではなくそれを通して得られる日常の変化、自己実現でしかなかった)

    メンター:ヒット・ガール


    プロット・ポイント:
    PP1(非日常への突入):「お前に関係ねーだろ」「関係あるとも!」3vs1に飛び込んでいく
    MP(非日常の頂点):炎に包まれる倉庫にレッドミストとともに飛び込み、死体を発見する
    PP2(主人公の決断):「僕は本物のヒーローだっただろうか?」マスクをかぶりなおす

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


    どんな映画?:
    けっこう複座的でなんというか一言で説明するのがむずかしい。が、なんとか一言でいうとすると
    "少女の殺し屋"が持つ絵力をフックにしたアンダードッグ・トライアンフ(負け犬の自己実現)もの、という感じ。

    単にヒット・ガールが殺可愛(ころカワ)ってだけじゃなくて、きちんと「一般市民はヒーローになれるのか?」というテーマが一本中心にすわってたように思う。
    ヒーローとしての自己実現方法がけっきょく終盤でトンデモっぽくなってしまったけど、序盤と終盤に挿入されるデイブのモノローグがこの作品の一貫したプレミスであったはず。


    やっぱりヒット・ガールが相当ファンタジーな存在で、彼女の存在を「カワイイからOK」と無条件に受容できるかどうかでこの物語にノれるかどうかが決まるような気がした。映画じたいも、彼女の荒唐無稽さを異化したり(父親の壮絶な最後)強化したり(空飛ぶガトリング)するシーン選択がおおかったように思う。


    とりあつかうテーマが多義的で、正義なき時代の自警団の暴力性とか、復讐を看板にして娘を殺し屋にしてしまう親の両義性とか、掘りさげようとおもえばいくらでも掘りさげられたものを、あえてばっさり切り捨ててシンプルなアンダードッグ・トライアンフに収束させた感じがした。


    ACT3後半(ビッグ・ダディが死んでからの展開)で「ああ、これはそういうコムズかしい方向にはさせないんだな」と自分を納得させるような感じ。この転換はかなり意図的で明確だったとおもう。ビルに侵入してからはいわゆる「これこれ、こういうの(サティスファイ)」シーンの連発だった。



    この映画で描かれるような大きな物語のない時代には、小さな物語を自分で発見してコミットしなければならない。その「自分なりの物語を発見」してから没入するまでをACT1に描かないといけないのって圧縮とか省略の演出をうまくやんないとキツイんじゃないかなあとぼんやり思った。成熟した国、大きな物語の壊死した社会では、セットアップの負荷がどんどん増えていく。

    それにしても、こういう「自分なりの島宇宙に没入する物語」の最終的なゴールっていったいどうなるんだろう。社会にぜんぶ回収されてしまうんじゃないか? という気がしてしまう。
    (たとえば結婚でヒーロー引退。「おれも子どもできたしこんな自警団ごっこやってる場合じゃないよな……」みたいな)


    そういう社会の視線をはねのけて、小さな物語に永遠に没入することって果たしてできるんだろうか? それこそ堀越二郎みたいな超人以外は生きられない、究極求美の世界のような気がする。子どもをつくろうとすると、どうしても島宇宙を出て社会にコミットせざるを得なくなるような。




    で、この映画の隠れプレミスが、レッドミストの車中で流れる歌の歌詞「ヒーローたちはみんな頭がイカレてる」なんだと思う。

    ケイティと付き合うことになったデイブは彼女との逢瀬中にこのように述懐する。

    "なぜスーパーヒーローがいないのかわかった"
    "なぜ人は他人のために命を賭けないのかも"
    "生きる意味も"

    要するに、普通に生きていたら愛するひと(=家族)という物語、生きるうえで最大の目的を獲得するのでみんなスーパーヒーローになるとかいうバカな夢から醒める、ということなんだよね。
    普通に生きてたら愛する人、守るべき家族ができる。にもかかわらずスーパーヒーローになろうと思うやつは"頭がイカレてる"ということ。


    いちどはヒーローを引退して彼女と平和な日常を過ごすことを望んだ、にもかかわらずヒット・ガールの復讐につきあって本物のヒーローになることをえらんだデイブはやっぱりどこか「頭がイカレてる」ということ。
    それはつまり(愛する人との暮らしよりも正義の執行にときめくくらい)頭がイカレてなければヒーローになんてなれないんだよ、という皮肉としても受け取れる。


    で、この「ヒーロー」という部分にはいろんなもの(社会から切断された個人的な、退廃的な物語)が代入できるんだろうとも思った。愛する人との暮らしよりも××にときめくくらい頭がイカレてなければ○○になれないんだよ、というメッセージ。


    そんなわけで、作品じたいの面白さはともかくいろいろと考えのふくらむ映画だった。

  • 勧善懲悪王道アクションコメディ。
    単純明快、笑えて楽しいという娯楽の基本をしっかりと押さえた作品。
    配役がキャラクターとマッチしていて作品に入りこみやすかった。
    幼気な少女が残虐な行為に及ぶシーンとそれに不似合な挿入曲の組み合わせが非常に秀逸で個人的には凄くツボだった。笑いどころを絶やさないなど作品を通して爽快感を持ちやすくする演出が随所に見られ荒唐無稽な設定を存分に活かしたぶれない軸があった。
    R15ということでちょくちょくグロシーンもあるが終盤のアジトに乗り込んでのガンアクションは見ごたえたっぷりでこのシーンだけでも見る価値がある。

  • アメコミのヒーローに憧れる一般人デイブ。ネット通販でヒーローの衣装を着て町に繰り出す。

    痛い人なんだけど、一生懸命というか、暴力を傍観することに納得出来ないから抵抗する、という単純な選択を実行したところがかっこいい。

    結構バイオレンスですよ、と言われていたけれど、本当にすごかった。
    ヒットガール登場シーンとかすごかった。
    どんだけあの槍?は切れるんだよ!
    と突っ込む程サクサク人を殺していく。
    シンシティを思い出しました。

  • WOWOWで録画視聴。字幕版。
    感想は後ほど

  • バイオレンス映画やでー

  •  いたいけで可愛らしいクロエちゃんが平気で悪人をぶっ殺しまくるおはなし。以上!
     正義のヒーローとは違う。圧倒的な、ただの暴力です。
     ちからを持つ者が正義なのだと、正義ということばが大好きなものなのです人間は。

  • もう、サイコー!
    軽いノリで少女が人を殺しまくる。
    バックに流れる音楽が余りにも軽快なのでグロテスクには感じられない。
    先に「ジャスティスフォーエバー」を劇場で観てしまっていたので、第1作は気になっていました。ヒーローになりたいオタクな高校生と復讐を誓うヒットガール親子の話が絡み合いながら話は進む。クロエの軽快なアクションが素晴らしい。それと音楽センス。
    いいところで「夕陽のガンマン」が流れるしマトリックスのパロディ?と思われるシーンは懐かしのジョーンジェッツが流れる。
    ヒットガール初登場シーンにあの音楽!
    やられましたね。最後に実は主人公のキックアスも007並みの装備で現れてガトリング砲のつるべ打ち。いや〜爽快でした。
    続編は既に観たので続々編希望‼︎‼︎

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