U・ボート ディレクターズ・カット [DVD]

監督 : ウォルフガング・ペーターゼン 
出演 : ユルゲン・プロホノフ  ヘルベルト・グレーネマイヤー  クラウス・ヴェンネマン 
  • 角川書店
3.73
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111241092

感想・レビュー・書評

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  • 1982年日本公開作品。40年前に制作された作品ですが、古さを感じさせません。ディレクターズ・カットでしたので3時間以上の長尺です。冷静沈着な艦長とベテランが、若い兵士たちを率いてイギリスの船を追うと言うストーリー。潜水艦という、これ以上ないくらいの閉塞感。画面から、男たちの汗や血・油の匂いが漂ってきます。航海が長くなるにつれて疲弊していく乗組員たち。艦内を走り回る乗組員たち。攻撃を受け続ける展開。息苦しいです。エンディングが、そうなるのかと言うのが実感。とにかく艦長の冷静さとフラットな思考に感服します。

  • あまりにも昔に観たので、正直ぼんやりとしか覚えていません・・。

    子供の頭には難しかったようで、
    Uボートを取り巻く世界情勢も よく理解していませんでしたし

    「潜水艦って こんなにも不自由な乗り物なのに、それで戦わなければならない」

    という苦しみと 

    ギリギリの緊迫感くらいしか記憶にないのですけど

    もし今観たら、あの頃とは違った感想も出てくるかもしれません。

  • 『U・ボート』(原題:Das Boot、英題:The Boat)は、1981年の西ドイツの戦争映画。
    監督はウォルフガング・ペーターゼン、出演はユルゲン・プロホノフとヘルベルト・グレーネマイヤーなど。
    第二次世界大戦中にロータル=ギュンター・ブーフハイムがU-96に同乗して取材した経験を基にした小説『Uボート』(原題:Das Boot)を原作とし、当時大西洋を席巻したドイツの潜水艦・Uボートの艦内を舞台として、極限状態における人間のありようをリアルに描写した戦争映画。当初はテレビシリーズとして製作が開始され、これを映画に編集したものが1981年にドイツで公開された。それから3年後の1984年に、イギリスのBBC2で全6話、合計約300分のドラマシリーズとして放映され、およそ700万人が視聴した。翌1985年2月にはドイツのテレビでも放送され、全世帯の50%から60%で視聴された。
    1982年に映画がアメリカ合衆国で公開されると、同年のアカデミー賞で6部門にノミネート(監督、撮影、視覚・音響効果、編集、音響、脚色)されるなど、国際的に広く評価された。また、監督・脚本を手がけたウォルフガング・ペーターゼンは、本作をきっかけにハリウッドへと進出することになった。 構想から完成まで4年の歳月を費やし、3200万マルク(当時のレートで1850万ドル、約40億円)という巨額の製作費の下(ドイツ映画としては1927年の『メトロポリス』に次ぐ規模)でUボートの実物大レプリカが建造された。このセットを用いたリアルな艦内描写が作品の中心に据えられており、物語が進むにつれ薄汚れ・髭だらけになり匂い立つばかりにまで演出される乗組員の有り様が、他に類を見ない迫力を出している。本作の出演者は当時無名の俳優たちであったが、本作を出世作として以後活躍している者も少なくない。
    また、クラウス・ドルディンガーによるテーマ曲は、1991年にテクノ風にリミックスされヨーロッパを中心にヒットした。

    ストーリー:
    第二次世界大戦中の1941年秋、ナチス・ドイツの占領下にあったフランス大西洋岸のラ・ロシェル港から、1隻のUボート「U96」が出航する。彼らに与えられた任務は、大西洋を航行する連合国護送船団への攻撃であった。報道班員のヴェルナー少尉はUボートの戦いを取材するため、歴戦の艦長と古参のクルー、若者ばかりの水兵を乗せたU96に乗り込む。荒れ狂う北大西洋での孤独な索敵行、ようやく発見した敵船団への攻撃と戦果、海中で息を潜めながら聞く敵駆逐艦のソナー音と爆雷の恐怖、そして目の前に突きつけられた死に行く敵の姿。疲労したU96の乗組員たちはクリスマスには帰港できることを願うが、母国から届いた指令はイギリス軍の地中海要衝であるジブラルタル海峡を突破してイタリアに向え、という過酷なものであった。中立国スペインのビゴにて偽装商船から補給を受けたU96は、敵が厳しく警戒するジブラルタル海峡突破に挑む。艦長、ヴェルナー少尉、そして乗組員たちの前には非情な運命が待ち受けていた。(ウィキペディア)

  • 4万人中3万人が死んだというドイツ軍の潜水艦に乗る戦闘員があびるストレス、そうとうしんどい。
    閉鎖的な、壊されたら死ぬという乗り物に乗っている心境とんでもないです。
    潜水艦ならではというか、本国から離れているからこそかけられる敵国の曲とか、本国に対する不満とか、そういうのが今までのナチス軍のものと乖離して、リアルで面白かった。
    敵国の艦の兵士を収容できない後ろめたさとか、たまらないな。
    一対一であれば人なのに。国同士の争いに巻き込まれる残酷さを思いました。戦争の絶対惡を抉り出している作品。

  • TVにて
    全体に暗い色調の画面に広がる海,潜水艦の中は狭くて汚くてしかも危険がいっぱい.潜行してじっと動かず聞こえてくるソナー音,あらゆる箇所からの浸水,潜水艦だけには乗りたくないと思った映画です.

  • 2019/11/30
    潜水艦。

  • ウォルフガング・ペーターゼン監督、1981年(ディレクターズ・カットは1997年)、ドイツ。

    思ったより新しい映画なんだな。

    第二次大戦中のドイツの潜水艦を舞台に、戦争の過酷さを描く。Uボートというのは(一般名称としての)潜水艦のことである。

    すれ違えないほど狭い通路、ベッドは2人交替で使い、数十人から乗組員がいるのにトイレは一つ。男だけの世界であり、密閉空間の悪臭が鼻をつく。見えない敵からの攻撃や圧壊の恐怖、極限の緊張状態がいつ果てるともなく続く。まさに過酷な現場である。こうした非常に重苦しい物語に加えて、皮肉っぽい結末はいかにもドイツ流ということか。

    なお、第二次大戦中のUボート乗組員の死傷率は、実に63%に上ったという。

  • Amazon Primeで観た。3時間超の、かなり長い映画。
    潜水艦内の閉塞感、絶望感が漂い、息苦しを感じてくる。

    ナチスが悪だったとは描いていない。(戦争に善も悪もない)

  • 第二次世界大戦時の独軍Uボートが、連合軍艦艇、商船団との死闘を繰り広げる潜水艦戦記モノ。1981年西独。135分バージョン。◇狭い艦内に蒸し返る熱気、濁った空気、そして、迫りくる駆逐艦と爆雷攻撃、壁の向こうは水深150mの海中。艦内描写の無音の緊迫感が横溢する戦記映画である。◇そしてラスト。戦場の生死を分かつ不条理さを何の衒いもなく描き切ったところに、監督の戦争に対する乾いた感性を垣間見ることができそう。

  • テレビ吹き替え鑑賞

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