SH~シュガーハイ~【特別版】 (シャレード文庫) [Kindle]

著者 :
  • 二見書房
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感想 : 4
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感想・レビュー・書評

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  • 「SH~シュガーハイ~ 書き下ろしSS付限定版」が何度DLし直しても読めないので・・・SSはないけど、しょうがない(笑)

    読んだ~。

    この二人が気に入っている。
    商業ベースには乗らなかったが、続編も好き。
    そのまた続きも読みたかったけど、無理そう。

    時々読みたくなる1冊です。

  • -----
    眼前に並ぶ冷たい骸――柘植冬悟は合成麻薬『SH(シュガーハイ)』によって、すべてを奪われた。あれから六年、組織犯罪対策課に所属するキャリア崩れの刑事・柘植は姿を変えて広がりだした『SH』の捜査中、恐ろしく美人で勝ち気な麻薬取締官・早瀬馨とかち合う。警察対麻取。捜査の主導権を巡り交渉は決裂。ところが麻薬取締部の内通者がらみで取引がしたいと、早瀬は再び柘植に近づいてくる。だが捜査は、思いも寄らぬ方向へと進んでいき……。『SH』を巡り、封印されたパンドラの箱が開く!
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    SH(シュガーハイ)という麻薬をめぐる組織対策課の刑事と厚生局の麻薬取締官を主人公にしたハードボイルドな作品。
    キャリアなのに所轄の組織対策課の刑事というワケアリの柘植、麻薬取締官なんだけど上層部からの指示で内通者を探っている早瀬。麻薬を憎み麻薬の被害者を無くしたいという思いは同じなのに、組織や立場の違いからそれぞれのやり方を守らなければならなくて、協力し合うことができない。
    大元を絶たなければならないのは確かだけど、そのために被疑者を泳がしている間にも麻薬の被害者が出る。そんなジレンマを抱える現場を他所に、実績の数字を確保するために麻薬の元締めと癒着する幹部を黙認する組織。
    フィクションだよね、と確認してしまうくらい、リアリティを感じさせる文章で、描かれている組織の問題も深みがある。

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