- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 1103548091208
感想・レビュー・書評
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名作のパクリ方
ストーリーの型 新井一のストーリーの23の基本形式
シンデレラ型 マイフェアレディ→プリティウーマン、ニキータ
設定に枷を与える
グランドホテル形式
ロードムービー形式 貴種流離譚
主人公が旅をする動機をはっきり位置づけること
旅を始める時と、終わった時とで主人公が変化、成長していること
人物の描き方
人物にふさわしいシーンを作り、人物を動かして、その人物がどういう人間で、どういう状況に置かれているのか描きながら、ストーリーはどんどん展開していかなくてはいけない
セリフで説明せず、人物の「行動」で描く
リトマス法
人物を生かすシーン作りを考える ex.ファビュラスベーカーボーイズ
小道具
セリフやナレーションで「こういう人なんだ」と語るより、その人が大事にしている物や生活用品を見せるほうが効果的
テーマとモチーフ
テーマは普遍でもモチーフを面白くすればいくらでも創作できる
ファンタジー映画
どんなに科学的に不可能な技術でも、こうした前提を用意しておくことでリアリティが与えられる ex. 浦島太郎のカメ
ファンタジーを成立させる重要なことはリアリティとテーマ
実話の作品化で必要なことは、取材した事実、細部といった情報を取捨選択し、いかにエンターテインメント性を加えることができるか
観客の感情移入 ex. ともだちのうちはどこ? ノートを2冊持って帰ってきちゃった
ミステリーのコツ
謎に新たな謎を掛ける、ただし、核となるテーマは一つに固めること
謎や秘密性のある作品がミステリー
俳優の仕事で大事なのは二重を演じるということ
いい俳優はサブテクストを演じる俳優
ex. 癌と知りながらそうでないように振舞う
二重だからこそ、一重になるクライマックスが生きる
人間というものはそう簡単に、自身が抱えている秘密を他人には明かさない。それが明らかになる時がつまり二重が一重になるドラマチックな場面になる
謎や秘密を与え、視聴者の興味を引っ張る
観客に対しての秘密
登場人物に対しての秘密
人物が抱える秘密や嘘を上手に絡ませることで、善人しか出てこない話でもドラマチックにすることができる
分かりやすくて、かつ考えさせるがエンタテインメントの極意
客が一番見たいと思うものを隠す手法 ex. 小津映画
省略も観客の想像を生み、テンポ感を増す
バックストーリー
伏線
脚本は足し算ではなく、掛け算
シーンとシーンを重ねる
セリフのテクニック
①削る
②ひっくり返す
③たとえる
④嘘をつかせる
ドラマ創りのヒント
①おもしろくない(ドラマがない)
②何を言いたいかが分からない(テーマがない)
③新しくない(アイデアがない)
テーマは必要だが隠れているべき
素材の調理のための3つの方法
①新鮮さを見る バイアグラ
②疑問を抱く(ひっくり返す) バイアグラを疑う
③組み合わせてみる 反対側にあるものと組み合わせる 尼さん..
モチーフ
主人公の動機と貫通行動←カセ、トラブル(障害)、事件
基本形1
主人公が旅をするロードムービー型
バリエーション バディ(相棒)もの
バリエーション 逃亡者もの
基本形2
主人公がある空間に来る グランドホテル型
来訪→混乱、対立・葛藤、和解→出立
バリエーション フランチャイズタイプ 迎える視点で描く
パッケージツアータイプ ローマの休日
基本形3
主人公の上昇志向もの シンデレラストーリー型
マイ・フェア・レディ型 バディ版
基本形4
巻き込まれ型 激突! 着信アリ