伝わる・揺さぶる！ 文章を書く (PHP新書) [Kindle]

著者 : 山田ズーニー

• PHP研究所 (2001年10月31日発売)

感想・レビュー・書評

[Yukiさんの感想 · 2020年10月17日]

文章力というより、頭の使い方を学ぶにはおススメ

[rio-purpleさんの感想 · 2019年7月16日]

この本は、タイトルのような文章の書き方の本ではなくて、論理思考とコミュニケーションの本だった。

文章を書くことは、自分の考えを深めることだ。自分の文章を見返してみて、自分はどこで思考停止になっているのかを知ることができる。陥りがちな結論や口癖を思い返しながら、思考停止を越えていかなければ深い論理にはたどり着けない。

私はいままで、論理思考や、文章を書くことは、漠然と得意なほうだと思っていた。だけど仕事で純粋な論理思考を求められたとき、私は何も出来ていないことに気がついた。この本を読んで、その苦しさの理由がわかった気がした。私の論理は、私の文章は、軽くて浅くて、ぜんぶ同じところで停止している。それは新しくも面白くもなくて、誰も説得できない。

生きてきて初めて、ペンは武器なんだ、と納得した。磨きあげるのは苦しいけれど、私たちはみんな武器を持っている。思考を深めて、いまの私が知らない結論を見に行くことで、自分も周りも変えていける。

[bittersさんの感想 · 2014年9月7日]

2011年1月初版
山田ズーニー　著
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編集・文章そしてその指導の最高峰が、精神論だけに陥らない文章術をしたためた１冊。

すべての、人と関わりながらそれでも自分のやりたいことを少しずつでも実現したいと思う人に読んで欲しい一冊。とっても情熱的でとっても冷静な１冊。

著者プロフィール

全国各地で、表現教室のワークショップ、大学講義、講演などを通じ、表現力・考える力・コミュニケーション力の育成に幅広く活躍中。『伝わる・揺さぶる！文章を書く』『おとなの小論文教室。』他著書多数。

「2018年 『理解という名の愛がほしい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」