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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (365ページ)
感想・レビュー・書評
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本書は、「どんなに良いシステムを導入しても、ルールを変えなければ十分でない」ということを、ERPシステムの開発・導入企業を舞台にした小説仕立てで示している。
組織のルールは、ある時点での技術的制約による限界に基づいて設定されている。そのため、限界を取り払う(あるいは更新する)技術・システムが導入された際に、以前の限界に基づいたルールが更新されないままだと、効果が薄いということになる。
あらゆる組織で「ある時点では意味のあったルールが、その前提条件が満たされなくなったにもかかわらず残り続け、それが組織の目的に叶わなくなっている」ということは起こりそうなので、企業活動のみならず普遍的な内容だと思う。 -
これまでは、オプションだとかインテグレーションといった技術的なことばかり口にしてきたわけだが、それを全部振り払ったうえで、初めて違う角度から考えることができた。『企業活動が一元把握できる』とか『生産性が向上する』などといった抽象的なことではなく、具体的な数字で表す。利益がどのくらい増えるのか、金額を示すんだ
他者牽制だの独占実施だのいくら知財のメリットを謳っても、結局いくら儲かったのかと言われると、答えに窮します。いつか、本書のような形で金額的メリットを言ってみたいです。 -
システムとルールのお話。
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