今日、ホームレスになった 15人のサラリーマン転落人生 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 勝間さん推薦
    不幸になる生き方より
    リスク分散のすすめ

  • 一流企業に勤めていても、ホームレスになる可能性があることを認識した。ただ共通して言える事は、収入が減少したのにも関わらず浪費癖があるということ、いい年しているのに他で通用するという思い込みで会社を辞めたと言う点。
    不況、病気、事故が重なると人生転落する危険がある。
    他人の人生が追体験でき、いい教訓になった。

  • 街中や公園、河川敷とホームレスの方、街中で看板をサンドイッチしてずっと立っている人、ゴミ箱から雑誌を漁っている人。
    小さい頃から、こういう人たちはどういう人たちなんだろうと思いながら、避けてきました。
    しかしこの本を読んでから街中で見かけても、なんか暖かい目で見ることができるようになりました。

    数多くのホームレスにインタビューをしているだけの本ですが、人生の教訓になります。
    ホームレスの方々は特別な存在でなく、数年前はバリバリに会社員などで働いていた人たちでした。
    そして彼らたちもホームレスになる前は、ホームレスの先輩を見て、こうにはなりたくないものだと思いながら避けていたのである。
    この本は古いせいかバブルがはじけて、一気に脱落した人たちが多く描かれています。
    大企業でバリバリ勤務→バブルがはじけてリストラ→再就職不可→家庭崩壊→夜逃げ→ホームレス。
    この国自体、中高年齢で退職を余儀なくすると、再就職がかなり厳しい実情が問題です。
    そして住居がないと社会的信用がなくなり、仕事を得るのはよりいっそう難しい。
    ホームレスの人たちは全く特別な人たちでなく、人生なんて一寸先は闇だということ。
    明日はわが身だと気を引き締められます。

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著者プロフィール

1961年生まれ。1980年都立中野工業高校卒。
ルポライターとして取材活動を続けながら、現在は不動産管理会社に勤務。
2003年よりホームレス支援者、NPO関係者との交流を持ち、長引く不況の現実や深刻な格差社会の現状を知り、声なき彼らの代弁者たらんと取材活動を行う。
著書に『今日、ホームレスになった』『今日、ホームレスになった 平成大不況編』『今日、派遣をクビになった』『今日から日雇い労働者になった』『今日、会社が倒産した』『本当にヤバイ就職活動』『今日からワーキングプアになった』『貧困のハローワーク』『今日、借金を背負った』『今日、ホームレスになった 大不況転落編』(いずれも彩図社)、『不況!! 東京路上サバイバル─ホームレス、28人の履歴書』(恒友出版)、『仕事がない!―求職中36人の叫び』(平凡社)、『ホープレス労働─働く人のホンネ』(労働開発研究会)がある。

「2023年 『お金がありません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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