- Amazon.co.jp ・電子書籍 (110ページ)
感想・レビュー・書評
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目先の利益、常識を捨て常に変化を追い求めることが重要であり、変化をするためには"捨てる"ことが必要だと説いている本。
タイトルの「千円札を拾うな。」は、成功する人は目先の利益(目の前に落ちている千円)で満足するのではなく、それよりも遥かに価値があるもの(少し先に落ちている1万円)を見越して、目先の利益を素通りできる行動特性を兼ね備えているというところから付けられている。
本書を読み、例え自分が多くの時間をかけてきた事で少しの成果が出ていたとしても、伸び代がないのであれば勇気を持って切り捨てるべきだと考え方が変わった。
※本書では、成長する人は間違った階段を登らなかった人ではなく、間違いだと分かった瞬間飛び降りて別の階段を登れる人のことだと表現している。
主に経営者の目線で語られているが、個人に落とし込んでも活かせることが多く書いてあり、かつ150ページ程度にシンプルにまとめられているので非常に読みやすい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2009年3月読了。
株式会社ワイキューブの安田社長が書いた本。
http://www.y-cube.co.jp/
うちの社長室にあったので借りて読んでみました。
確かに興味深いし、成功している人の観点はやはり違う所にあるんだなぁ、という印象を受けるモノの。
なんとなく、極端じゃないのかなぁ?という印象。
(分かりやすくそうしているのかもしれないけど)
一番共感したのは
「捨てられるものの量」が、その人の成長度合いを決めている。
という言葉。
今まで積み上げたことが無駄になるということではなく、固まった価値観を一度リセットしてみないと 新たな観点は生まれないし、次に行こう。っていう動きも鈍くなるかも。
と解釈しました。 -
(以下を書いた後に民事再生法の適用申請をさっき知りました。復活に期待)
ワイキューブの社長さんの経済持論本。
といっても、自分が導きだした持論を身近にある例えに落とし込んでるので楽しく、飽きずに読める。
結構ね、「こういう人は良い」、「こういう人はダメ」とはっきり書かれているので、ちらちらダメな方に当てはまってたりして読んでてチクチクしました。
ただね、やっぱベンチャーの社長さんなんで、ベンチャーびいきな訳です。でも言ってることは正しいと思うことだらけ。うちの会社では到底辿りつけない考え方。
隣の芝生は間違いなく青い。
でも、いわゆる「大手」の部類に属する会社に勤めてる以上、作中の大手批判が間違ってることを証明するためにも明日頑張ろうと思ったわけです。
結局こういった本は陰の部分は隠されているから全てを鵜呑みにはできないけど、考えには驚くほど共感できるし、それを実践してることも尊敬できるし、やる気を出させてくれました。
ちなみに、題名はおそらくインパクト重視で付けられたのかもしれないけど、そこまで大した意味はないです。 -
安田さんのワイキューブが成功していたころの話。
ビジネスは投資をしてそれを上回る利益を上げるために知恵を出すところに意義がある。
優秀な人材は、頭を使わせる。
年商を一桁上げたいなら、全く異なる視点で考えなければならない。現在成功し、利益を上げている事業も手放す覚悟をしなければならない。
受け入れられない価値観もあったが、概ねうなずけた。