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- / ISBN・EAN: 4934569644381
感想・レビュー・書評
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女の子が家族、移り住んだ島の人たち、移り住んだ先で出会った妖怪たちを通して、年齢として成長するよりも、「こころ」の成長を描いたお話です。特別大きな印象をもつ作品ではありませんでしたが、背景がとても綺麗で、女の子の心の変化を見ながらホッコリ、ちょっと心がじんわりとする暖かい感じがしました。大人が見ると、こんな時期が自分にも合ったのかなぁ、あの頃は、子供だから見える何かがあったのかなぁっと思うかもしれません。
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島の中を走り回るシーンが景色のごり押しに見えて「これ必要?」と思ってしまう。景色が美しいのはわかるんだけど。
ネタバレになるがももが医者を迎えに行ったけど結局どうやって島まで連れてきたの?いきなり話が翌日に飛ぶんだけど。
母親との和解も何故できたんだろう…母親は妖怪の存在を信じたの?自分を命がけで助けたから「こんな良い子が嘘つくわけない」とでも?父からの手紙の件が和解より先ならまあ不思議な現象を信じるようになったんだなと思うけれど、なんとなく解決してたのにその後手紙が届くのはなんだかクドく感じてしまう。
それとこの映画への違和感の一つに全面的に妖怪の存在を信じてくれる大人がいないことがある。おじさんも妖怪の話はするけれど信じているわけじゃないし。そうじゃないとももが孤立してみえていたたまれない(唯一妖怪が見えるうみちゃんも、見えるわりにそんなにストーリーに絡んでこないし)
平凡なストーリーになるかもしれないけれど、ももの味方のお年寄りの一人でもいてくれるともっと素直に観られたかなあと思ってしまった。ある程度映画やアニメを観てるスレた人には楽しめない映画かも。 -
児童文学(というよりYA)っぽい設定とジブリっぽい作画の融合。その方向性がどちらも中途半端で、せっかくクオリティーが高いのにもったいない。妖怪たちも、どこか『もののけ島のナキ』を彷彿とさせるし、細田守にもまだ一歩届かないかな。ただ、あの変なポーズや動きにはオリジナリティーが感じられたので、その方向で差異化をはかってもらいたい。☆3.5
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ストーリー的にはフツーのいい映画。
声優さんが抜群によかった。 -
まめが可愛いと思えるか思えないかで大分変わってくるかと。西田敏行はとてもハマってる。
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思いのほか、感動して泣けた。
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見て損はない
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主役の声よかった。調べたら美山加恋なのね。母親の優香も良かった。
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よかった!感情描写が細やかで、世界観がとても丁寧!だけどくどくない、流れの良い作りで、中だれすることなく最初から最後まで楽しく観れました。でも、後半はもうぼろ泣き。。
結局、お母さんのあの誤解と、お医者さんはどうやって連れてきたのか、という、まあ、ファンタジー的にまとめられたところもあったけど、大人も子どもも楽しめる良い作品でした。 -
瀬戸内海を舞台としたハートフル妖怪ストーリー。
都落ちする話は、都会を懐かしながらも徐々に馴染んでいく…というものだが、妖怪とばかり仲良くしてたら余計友達できないんじゃ…とも思ったけれど。
クライマックス台風の中お医者さんを呼びに本島まで原付出ていった行く話はあまり感心できないよな。
危険すぎる。
せめて車。
否。
嵐の中出ていった子を心配するほうが余程体に悪い気がする。
そして妖怪が道になってくれるなら、原付乗らずに妖怪に乗っかって移動した方がいい気がする。
ん?
母親の危機に無茶して自分が危機に陥る話は、ネコバスというかトトロかそれは。
でも、最後はズルい。
ももへの手紙はズルい。
泣く。
タイトルど真ん中。
タイトル『ももへの手紙』以外考えられないな。
最後が良かった。 -
妖怪たちがだんだん可愛く見えてくる。
ストーリーはハッピーエンドかな。 -
話自体はありきたりというか、お約束のてんこ盛り。
その分作りがとても丁寧。作画、背景、音楽、声優、全部が安心して映画にひたれる。
IGでよく見る、抑え気味というか淡白な感じの彩色も好み。
こういうテイストのアニメ映画ってどうしてもジブリが台頭してきちゃうイメージだけどもっといろんなスタジオの作品が増えると嬉しいな。 -
シンプルで分かり易い。纏まりすぎてるけど、小さな工夫がいっぱい詰まっている良い作品です。お父さんの不器用な手紙、わかる!ももの優しさ、お母さんの優しさもジワジワきといて、あー次くるなとわかっていてもやられる感じです。ややこしいけど憎めない妖怪達。優しいだけだとつまらないけど、こういうアクセントが人生を豊かにするだよなーって感じさせられました。
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妖怪の設定が甘い。後、妖怪自ら説明するシーンはそんなにいらない。
それだったら設定なんか明かさずに謎のままの方が良かった。
台詞で説明するよりも絵で説明した方が良かったのでは?折角綺麗なアニメーションなんだし…。
何か勿体無い気がした。
ストーリーとしては悪くない。
クライマックスの辺りは割りと好きな展開だったし、泣けた。
楽曲のチョイスとか、舞台とか、懐かしい雰囲気は好き。 -
家族への思い、として父からの謎の手紙を見つけるもも。
実家で出会う怪物たち。
父は何を手紙に認めようとしたのか。
そこから見えてくる家族の思い。
見えにくい家族が互いにどのように思っているのかを、
怪物たちのおかげで再認することができたもも。
ストーリーとしてはありがちなないようだったので、
思ったよりは楽しめなかった。
泣けるかなーと期待していたが、
そうでもなかった。
あまり感情移入できなかったな…。 -
父が他界し
母と娘は母の実家がある島へ引っ越した
娘モモはそこで愉快な妖怪たちに出会い
一回り成長する
妖怪たちとのやり取りが見ていて微笑ましかった。
父が他界し、母一人で頑張って娘を育て、そんな母の頑張りに娘が反抗し、かみ合わない母と娘。それを妖怪たちが結果的に何とかしてくれる。 -
よくわかんなかったけど面白かった。最後ちょっとうるっとした。ももの成長がもうちょっとわかりやすく表現されてればもっと良かったと思う
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本当に日本のアニメはきれいでいいねー!
怪物もかわいい! -
サマーウォーズに近くはあるがそうではない。
「夏休み」「田舎」「妖怪」「家族」という使い古されたキーワードではあるが、どことなく新鮮さは感じた作品であった。 -
救われるわけではないが、なんとなくほろりとくる。
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あまり話題にはなりませんでしたが、夏休みに家族で観るにはいい映画だと思います。
今敏作品のようなリアルな人間の表情、ブワッと妖怪たちが出てくるシーンはジブリを連想させ、絵がうまいので安心して観れます。
床で寝ている娘を母親がふとんまで運んだり、畳の上を仰向けで滑ったり、ちょっとした動きにありふれた生活を感じてほっこりしました。
ほっこり、といえば屋根裏に住む妖怪三人組。
見た目は全然可愛くないですが、子どものようでオッサンのような、本能で生きてるマイペースっぷりがいい味出してました。
最後はちょっと説明しすぎというか、ご都合主義というか、うまくまとまりすぎに感じました。
家族向け、と考えるとここまでした方がいいような気がしますが。
でも、それにしては全体的に地味すぎ!!笑 -
旦那・父親を亡くした母娘が東京から瀬戸内海に浮かぶ島へ移住し、そこでお互いに相手のささくれを思いやるお話。
高台から見た四国の景色に圧倒されるシーンがあるが、四国に行きたくなった。そういう景色の中で育つとどうなるのだろうと思った。
母親は旦那がなくなると、自分自身も心底落ち込むと同時に子供を育て上げる為にしゃかりきになろうとする気持ちが生まれ、使命感で自分に鞭打つ。
子供は父親がなくなると、自分なりにその喪失の深さをよく考える。悲しさや不安が大きいが、それはもう片方の親によって解消される(そうあることを願う)。心的依存は一時的に高まるが、その後本当の信頼が生まれることで自立心を持つようになる。
お互いに情緒不安定な時期があり、その後爆発があり、そして和解があり、次のステージがある。これは最も良い例で、爆発がないままだったり、爆発後和解できなかったり、爆発がないまま和解したり、色々ある。
父親が天国に登るまでの間、故人に代わって故人の大切にしていた人を見守る役目としてイワ・カワ・マメという3匹の妖怪が地上にやってくる(本来人間には見えない)。設定が可愛いし、昔やんちゃしてそういう役目を負う嵌めになった妖怪もかわいい。3匹のキャラがまた良い。
「わたし三人のことを忘れないから」「女っていうのはいつだってそういう」っていうセリフは爽快。
マメが、「仲間がいるよ」っていうのもぐっとくる。
母娘が喧嘩して、娘が家を飛び出て嵐の中行く場所がなくて神社でうずくまっているシーンはいい。居場所がないのだ子供は、家以外。居場所を作れるようになったらもうひとりで生きていけるのではないだろうか。でもずっと安住の場所なんて大人でもなかなかない。
母娘関係はもっと感情的にぶつかり合うものだと思っていたから案外淡白で驚いた。それぞれの家庭にも寄る。
母と娘がなかなか抱き合わないのが日本的で良かった。ちょっと冷たいだろうと思う部分もあるけど、でもそういうものなのだ日本人とは。抱き合うばかりが愛情ではないのだ。(ただこの作品はまだ小学校中高学年だからもう少し母親がスキンシップをとっても良かったのかもしれない)でも抱き合わないというのは中々愛情が伝わりづらいものだ(当事者も見ている方も)と今回分かった。 -
背景がとても綺麗で、人物もよく動く。ただ、話はなんだか見たことあるようなものの詰め合わせ。途中でちょっと飽きてしまった。
子供が観るにはいいかな。 -
ほっこりしたい人におすすめ。
個人的には、最後の妖怪たちの終わり方が物足りなさも残りますが、最後はよかったよかったといえる作品でした。 -
日本の昔ながらの田舎の風景がノスタルジックな気持ちにさせる。
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瀬戸内海の風景と憎めないB級妖怪の掛け合いが、日本人のDNAに触れる何かを持っているのだと感じた。
ありふれた映画のようでいて王道をいってるというべきか。
家族の絆に関わるアニミズムこそ日本人の魂のルーツ。