Another (上) Another (角川文庫) [Kindle]
- KADOKAWA (2011年12月25日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (349ページ)
感想・レビュー・書評
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例えば3組を欠番にするとかC組にするとか、その辺りは試してみたのかな。上巻の時点ではおどろおどろしい感じはなく、一気読み。いくつか気になる点もあるが、急いで下巻へ。
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最近、本は聞いて読んでいますが、この人の作品はあらゆるところにヒントがちりばめられているので目で読まないといけません。夜見山北中学校に転校してきた榊原恒一。彼がやってきた3年3組には『違和感』が広がっていました。彼には確かに見える少女がクラスメートや教師からはまったく存在していないように扱われていたのです。いじめとかではなく存在していないように。疑問を感じながらも積極的に少女とコミュニケーションをとる恒一。クラスメートたちは彼に何かを伝えようとしますが…。そんな時、学級委員長の少女が事故で死亡します。それからクラスメートや関係者が次々と謎の死を遂げていきます。一体何が起こっているのか…。3年3組の秘密とは。奇才が描くホラーミステリー。驚愕のラストまで一気読みです。限定要因の中からよくもまあこんな話考えたなぁと思います。傑作です。
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綾辻行人さん「Another」上巻、読了。祖父母の家から高校に通うことになった榊原こと僕。新しいクラスの3年3組にはどこか不思議な雰囲気が。学校に伝わる七不思議の影響?なぜかみんなが話さないミサキに声をかけるのだが。。ミサキの会話「どうして?大丈夫なの、これ?」から、どういうこと?と、引き込まれる。僕の周りで起こる不穏な気配や事故。一体ミサキには何が秘められているのか。本当にミサキは実在するのか。先の展開が気になり、読み進める。3組での学校生活に変化が出てきた辺りで下巻へ。さてさて、これからどうなるの。
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子供の世界と大人の世界が、いっしょに「恐怖」と向き合う地域。納得もするが、小道具の使い方が演出過剰で白ける。
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「虚ろなものたちは、それを何かで埋めようとしたがる」
不可解で凄惨な死の連鎖。
呪いの学級、蔓延る死、虚ろな人形、碧眼の少女…
死は悪意か?ただの現象か?
ただの現象なら、為す術はあるのか?
「〈死者〉は、誰――?」
それは、まだ始まったばかりだ。 -
ホラーですが、そこまで怖くはありません。綾辻さんらしくフーダニットの要素が強いように思います。序盤から巧みに伏線を敷き詰めてあり、読み終わった時はさすがだと思いました。
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ぞくぞくとする感じが丁寧に描かれている。下巻が楽しみになるくらいさくさく読める。「なぜ?」「どうして?」を主人公と共感しながら読むことができます。ミステリというよりホラー要素強め。
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綾辻さんの作品で初めて読んだ本。
分厚く思い本を机に置いて読み続けた。
読み終わった後の感じを
今も覚えている。