自由な人生のために20代でやっておくべきこと[キャリア編] (幻冬舎文庫) [Kindle]
- 幻冬舎 (2012年3月7日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (172ページ)
感想・レビュー・書評
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・自由な人生のために“やっておくべきこと”は、チャンスが来た時に、しっかり掴めるように、ポテンシャルを上げておくこと…
ついつい買ってしまう、本田直之さんの本。20代の次女だけではなく、60代の私にとっても、参考になるようなことが、たくさんあります。
2018/12/9、NHKの『目撃にっぽん』を観ていたら、仕事に就かず、学校にも行っていない“無業”の若者(35歳まで)は、54,000人もいるんですってね。人手不足が叫ばれる中、彼らは、日本の救世主に鳴り得る存在なのに、人間関係の挫折から、コミュニケーション力に恐れを抱いているのです。彼らを育てられるのは、もしかしたら彼らの親世代に当たる、私たち定年族?
>長期的に見て確実なリターンがあるのは、目先の年収より「学び、自分がそこでどれだけ力をつけられるか」。会社選択の際に、「自分がやりたいことができる」ことを理由にした人の方が、給与などの「待遇がよい」ことを理由にした人より、その後の仕事における満足度が高かったそうです……。
この話を受けて、私は、仕事の「やりがい」は、「どれだけ、自己裁量が与えられるか」言い換えれば、「責任を背負うことが出来るか」に比例すると思いました。仕事が出来るようになれば、自己裁量も責任も増えて大きくなり、やりがいに繋がるのだと……。
残りの人生を自由に暮らすためには、ある程度の収入と健康が欠かせないが、それを得るためには、自分のスキルをマネタイズする知恵が求められる。社会から求められる能力を身につけることと、誰かに声をかけてもらえる信頼を得ることが大切(^▽^)/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新しい時代の生き方を、分かりやすく教えてくれる本田直之さんの著書です。
本田さんが感じている今後の世界の流れを踏まえた上で、どのように生きていけば良いのか教えてくれます。「20代でやっておくべきこと」という題名になってはいますが、年齢は関係なく、早い内にこの本を読み、自分の生き方を考え直してみると良いと思います。
この本が提唱する今やるべきこととは、パーソナルキャリア(個人の経歴)を作ること。今までの日本は、コーポレートキャリア(会社での経歴)を作ることこそが、人生における成功とされていました。しかしこれからの時代は、会社に依存せず、どんな時代が来ても対応できる、パーソナルキャリアを積むことが、生きていくこと上で大きな武器になります。
いつ会社が無くなるか分かりません。会社が無くなっても路頭に迷わないためには、会社での仕事も、自分のキャリアを積むためにやる必要があります。目先のお金を基準に仕事をしてはいけません。例えば収入が足りないからといって、自分の時間を切り売りするだけの仕事(時給いくらというような仕事)をしてしまうと、一時的にお金は手にはいりますが、長い目で見ると、本当に生涯に渡って使えるだけの、経験やスキルが身につくかといえば、疑問が付きます。
本田さんが提唱するパーソナルキャリアとは、人生をトータルで考えて、そのために必要なことをきっちりとやっていくことです。犠牲にしなければいけないこともたくさんでてきます。しかし、何かを犠牲にすることで、本当に自分が必要なものを得ることが出来ます。この本を読んでどうするか。それを決めるのはあなた次第です。