人形式モナリザ Shape of Things Human Vシリーズ (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 最後の一行を読んだあとに,プロローグを読み直し,この小説中で明示的に解かれなかった「2年前」を思えば,嗚呼そういうことかと理解出来る.笑わない数学者に通じる,物語に仕掛けられたトリックが面白かった.

  • 題名から犯人とモナリザはすぐ予想できて、惰性で読み進めていたら最後の一行が衝撃だった。
    嫁三代って言葉が印象的。
    人間と人形がループしてるって考えると、全部つながっていて面白いなって思った。

  • 保呂草くんがよく分からない。
    主体として登場するけど、客体として記載される。
    なにか意図があるのだろうけど機能していないように思う。

  • Vシリーズ2作目。いろいろスッキリしませんが、なるほどこのシリーズはこんな感じ、こんな関係で進んでいくのねと思った。トリック云々より人間関係。S&Mシリーズより会話は軽快だが内容は重い。

  • Vシリーズ第2段。 面白かった。テーマとして好き嫌いは別として、理解できる世界ではある。狂気は物語として読むと実に魅力的だ。 「人形」は奇妙な存在のひとつとしてしばしば使われるが、それをうまく作用させているのか。紅子の見せる新しい側面も、実にいい。 そして、紅子を巡る二人の男と一人の女。 これらが実に面白い。 二組は雰囲気が全く異なる、一人は共通。 「ときどき、ぞっとするほど、貴方は優しいわ」

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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