捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nest Vシリーズ (講談社文庫) [Kindle]

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  • Vシリーズ8作目。これまでのシリーズ必読なのはもちろん、S&Mシリーズを読んでいる人向け。懐かしい登場人物にしびれる展開、エピローグでさらに今後の期待を膨らませてくれる。

  •  夢の競演。

  • 今作の「肝心」とは何を射すべきか迷うが,ミステリ小説なのだから,肝となるのはミステリだろう.それは,S&Mシリーズを彷彿させる方法で解決した.
    ただ,この作品をVシリーズやS&Mシリーズという一連の作品群という枠組みで見るのであれば,なんとも中途半端な終わり方であると言える.言い換えれば,多くの伏線が張られたまま,回収を先に回して終わった.

    物語冒頭に語られた内容からも,この作品は連作としての意義が強いと思う.よって,次回作が楽しみである.あるいは,次々回作かもしれないが.

  • Vシリーズ第8段。 まさに「読者サービス」な一冊。とりあえず、登場人物一覧を見た瞬間に「うわっ!」と声が出てしまった。鳥肌、ざぶいぼ、総動員。 舞台も面白かったけど、今回は会話回かな。切れ者たちの会話の応酬は、見ていて気持ちがいい。それにしても、ボーイフレンドの下りは笑えた。森先生、ひどいです。 そしてエピローグ。今後を匂わせるに十分な内容。 しかし、自分が思ってる以上にいろいろとありそうで楽しみだ。 「優秀な頭脳を二つも失いたくない。」 「頭脳だけですか?」

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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