本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (111ページ)
感想・レビュー・書評
-
支配する側とされる側の力の差が圧倒的に大きすぎる、このストーリーの時代に生まれなくて良かった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1929年に書かれた小説なので、文章表現に分かりにくい点があるものの、過酷な労働環境が与える影響を考えさせられた。
権力者のさじ加減ひとつで理不尽な条件を突きつけられる状況は、現代にも通ずるものがある。
資本主義が本当に善なのかを考える一冊。 -
プロレタリア文学の代表作。小林多喜二の蟹工船。
汚い、臭い、本当にそんな情景が浮かんでくる。人間を人間扱いしない罵声の数々…。それらが、淡々と描かれる。
決して好きになれるような話ではないけれど、当時の様子を知るには、そして、資本家と労働者の心の葛藤と政治的背景を描き切った、重要な文学作品であることは間違いない。