- Amazon.co.jp ・電子書籍 (176ページ)
感想・レビュー・書評
-
朝ぼらけ ありあけの月と 見るまでに
吉野の里に ふれる白雪
ーーほのぼのとした東の空が明けるころ
明け方の月の光かと見間違えるほどに
真っ白に吉野の里に降り積もっている雪よ
(坂上是則 百人一首31番)
「知れば知るほど不思議だわ。競技かるたって、男女の別なく、体格の別なく、年齢の別なく、知性と体力の別なく読まれた瞬間に千年まえとつながる。そんな競技いくつもない」
東京大会決勝戦。
緊迫の攻防が続いていく。
「去年きみに負けてから、かるたが楽しかったのは、絶対ぼくのほうだ。絶対ぼくだ」(勉)
瑞沢1敗のあと、前代未聞の4組が運命戦となる。
伝統校の北央は、手堅く勝利の陣をひく。
無謀な戦いなのか。
それとも、まさかが実現するのか。
最後の勝負で千早は告げる。
「今のはセイム(同時)です」と。
そして第63話にして「千早振る」の本当の意味を知る千早。
全国大会に臨むかるた部に、思わぬエールが贈られる。
どこよりも熱い、誰よりも真っ直ぐな、青春の物語は続いていく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
運命戦は運命戦じゃない。
-
高校地区大会決勝と全国大会団体戦。
初めて試合内容に感動した。
人間関係とかじゃなくて。
少しはカルタが面白くなって…きた…?
吹奏楽部との話も学園ドラマっぽくて感動。