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感想・レビュー・書評
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私小説作家的な共感
『文学の淵を渡る』で大江健三郎と古井由吉がほめてゐたので読んだ。幻想的に感じたが、そんなにいいかなといふ印象を受けた。技巧的には凝ってゐるかも知れないが、それを小説的に発展させきれてゐないと思ふ。古井も大江も私小説作家的な共感の言及に集中してゐて、どうやら私小説作家には響くものがある小説らしいが、私にはわからなかった。しかし最後の滝がBの日記をうつすくだりは、その手があったかと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
作家と、長年、その活動を観察する友人のやりとり。
創作者と内なる観察者の比喩か。SF的でもある。
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