ファンタズム (講談社文庫) [Kindle]

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  •  エメラルド色に輝く“光の塔”から啓示を受けた有銘継哉。そして印南野市で発生する女性連続殺人。現場に多くの証拠が残されているにも関わらず捜査は難航し、実体を感じさせない手口から、犯人は“ファントム(幽霊)”の名で呼ばれることになる。

     これは……。
     推理小説、じゃない、のね?
     ホラーとかファンタジーになるのだろうか。しかし、そっちのジャンルとしても大いに不満が。“ミステリー”と言っておけば良いのかな。推理小説じゃない方の。まあ、中二病な人が謎パワーでちょっとだけ無双しちゃうお話、ですかねぇ。
     体裁がまるっきり推理ものなので、読者もそのつもりで読んでしまうわけで。そこへあの終わり方。モヤッとしないわけがない。
     正直、ハズレとしか言えないが、真相が判明するまでは結構面白く読める。個人的には「黄金色の祈り」よりは楽しめた。

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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