ファンタズム (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2006年11月15日発売)
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本棚登録 : 6
感想 : 1
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 エメラルド色に輝く“光の塔”から啓示を受けた有銘継哉。そして印南野市で発生する女性連続殺人。現場に多くの証拠が残されているにも関わらず捜査は難航し、実体を感じさせない手口から、犯人は“ファントム(幽霊)”の名で呼ばれることになる。

 これは……。
 推理小説、じゃない、のね?
 ホラーとかファンタジーになるのだろうか。しかし、そっちのジャンルとしても大いに不満が。“ミステリー”と言っておけば良いのかな。推理小説じゃない方の。まあ、中二病な人が謎パワーでちょっとだけ無双しちゃうお話、ですかねぇ。
 体裁がまるっきり推理ものなので、読者もそのつもりで読んでしまうわけで。そこへあの終わり方。モヤッとしないわけがない。
 正直、ハズレとしか言えないが、真相が判明するまでは結構面白く読める。個人的には「黄金色の祈り」よりは楽しめた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年5月9日
読了日 : 2022年5月9日
本棚登録日 : 2022年5月9日

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