小鳥を愛した容疑者 警視庁いきもの係 (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 捜査一課の警部補『須藤』は頭に銃弾を受けるも奇跡的に一命をとりとめる。彼が復帰したのは『警視庁総務部総務課』、表向きは存在しないきわめて特殊な部署だ。そこは突然逮捕・拘留された容疑者のペットの世話をするために設立された部署で、新たに民間から登用された『薄』が常駐している。生き物に対し並々ならぬ知識と愛情を持つ彼女と共に、容疑者宅に向かった須藤を待ち受けていたのは…。

    生きものの生態や現場の状況とを照らし合わせ、事件を解決に導いていくちょっと変わったミステリー。
    ちょっとこじつけ感があるのは大目に見ても、薄のキャラがどうしても鬱陶しい。特にうんちくを遮られた後の「はーい」という返事が気になってしょうがない。

  • 当方も愛鳥家なので、タイトルだけ見て読み始めました。
    ミステリとしては短編ですし、登場人物も少ないし、トリックに関しては
    現場でないとわからないところがキーになっていたりするので
    謎解きに挑戦する感じではないですね。

    肝心の愛すべき存在のはずの薄刑事がコミカルに描かれて過ぎていて
    読んでいるこちらも苦笑するしかないというか・・
    ことわざに弱い設定とかいらないです・・

    登場する動物に関して少し知識が増えるのが嬉しいところでしょうか。
    それ以外の部分ではう~ん・・といったところです。
    箸休めに疲れない本を読みたいなというときにはいいかもしれないです。

著者プロフィール

大倉崇裕(おおくら たかひろ)
1968年京都府生まれ。学習院大学法学部卒業。97年、「三人目の幽霊」で第四回創元推理短編賞佳作を受賞。98年、「ツール&ストール」で第二十回小説推理新人賞を受賞。2001年、『三人目の幽霊』でデビュー。代表作である白戸修シリーズ、福家警部補シリーズ、警視庁いきもの係シリーズは、いずれのシリーズもTVドラマ化されている。

「2022年 『殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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