- Amazon.co.jp ・電子書籍 (346ページ)
感想・レビュー・書評
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負傷によって捜査一課から「いきもの係」に異動させられた元敏腕刑事・須藤と、いきものに超詳しい婦警・薄(うすき)のコンビが、動物の世話をしながら事件を解決しちゃう、という推理もの。
敏腕刑事と、動物優先の若い女性警官、という凸凹コンビがいい感じで読みやすい警察もの、推理小説でした。
ドラマにもなっているし、シリーズものとしてたくさん出てるんですね。ほんわかしたい時に続きを読みたいな、と思える作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大倉崇裕を知ってからずっと読みたかった動物シリーズ。
ミステリー好きであり、動物もわりと好きな僕としては、もう惹
かれて当然の作品。もちろんKindleでシリーズ第一作目から。
突然銃撃を受け、休養を余儀なくされた警視庁捜査一課の鬼警部
補。復職こそ果たしたものの、配属された部署は容疑者のペット
を保護する警視庁総務部総務課“動植物管理係”。そこでコンビ
を組むことになった人間より動物をこよなく愛する新米女性巡査
が只者では無くて・・・、という内容。4篇からなる連作短編集。
いやぁ、面白い!
タイトルこそ「小鳥」だが、それはジュウシマツの登場する冒頭
作品のみ。後はヘビ・巨大カメ・フクロウと、ペットにするには
あまりに特殊な動物ばかり。そういう特殊ペットの生態や飼育の
仕方がなんとなく解るばかりか、それらがしっかりミステリーの
ネタになっているのが凄い。
そして捜査一課でコテコテの殺人事件ばかりを担当していた鬼警
部補と、みなし公務員のような状態で採用された動物のエキスパ
ートである女性巡査との掛け合いが軽妙で、まるで漫才を見てい
るかのよう。
「本格」と「コミカル」、そして「動物」が同居する、というあ
る種とんでもないスタイルだが、そこに無理は全く無い。このま
まシリーズ2作目にチャレンジするぞ!・・・とか思ったのだが(^^;)。
なんと2作目はまだKindle化されてねぇ、という事実が(^^;)。
3作目は既にKindleになってるのに・・・。なんでだ??? -
動物絡みの事件簿。短編で軽快に読めます。
ドラマ化しやすそうなキャラ設定も安心感がある。