- Amazon.co.jp ・電子書籍 (159ページ)
感想・レビュー・書評
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庵野秀明が、ウルトラマンオタクであり、仮面ライダーオタクである。
そして、嫁をオタクにすべく、オタク教育をする。
そして、見事に嫁は、オタクになっていくのだ。
漫画やDVDなどを家に持ち込んでくる。それをみさせるのだ。
庵野秀明は、ご飯よりもお菓子が好きである。
肉と魚が食べれない。ピザが好きのようだ。
食事も、一気に食べてしまうタイプで、食事中に話をすることはない。
お菓子は、非常食という。つまり、オヤツだ。
嫁に、何歳だと聞かれると、10歳とこたえる。全く子供なのだ。
と言っても、嫁もアニメソングが好きで、共感している。
嫁をオタクにしようとしても、ただオタクの趣味が違うだけのことで、
オタクであることには、変わらない夫婦だった。
庵野秀明は、「はふーん」という。お腹がいっぱいで動けない状態。
つまり庵野秀明は、擬態語の表現で済ませているところがある。
結婚した時は、体脂肪率40を超えていた。
嫁は、夫ダイエットを徹底して実施。身長180CMで、73キロまでしぼりあげる。
庵野秀明は、仮面ライダーのスーツが着れると喜ぶ。
嫁が高熱を出した時に、庵野秀明はこまめに看病した。健気だ。
監督が、熱を出した時には、あまり面倒見ない嫁だった。
まぁ。二人の生活が、垣間見れるが、監督のこどもさ加減が暴露されている。
まぁ。庵野秀明は、あとがきで「幻想としてのオタク像ではなく、真実の姿を分相応に描いている」と喜んでいる。似た者夫婦ではある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
電子書籍でなんども繰り返し読んでいたのだが、書店に寄ったついでに、ついつい購入してしまった本書。相変わらず面白い、というか微笑ましい。
もちろん本編が面白いわけだが、「シン・エヴァ」を観たあとだと、巻末の庵野秀明インタビューにものすごく感動した。
よく言われていることだけど、マリ=モヨコであるならば、巻末インタビューにおける庵野氏の発言「うちの奥さんを守りたい」は色々グッとくるのだ。
助けられたし助けたい、なぜなら好きだから、と言う庵野氏は、自身を「オタクだけどオタクじゃない」と評している。ぼくもその態度を見習っていきたい。