さあ帰ろう、ペダルをこいで [DVD]

監督 : ステファン・コマンダレフ 
出演 : ミキ・マイノロヴィッチ  カルロ・リューベック  フリスト・ムタフチェク  アナ・パパドプル 
  • エスピーオー (2013年4月2日発売)
3.39
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988131910497

感想・レビュー・書評

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  • ブルガリア映画、面白かった。

  • ブルガリアで生まれ祖父母と別れ、両親と共にサシコ(サシャ)はドイツに渡る。
    その後、交通事故で両親をなくし、記憶を失った主人サイコ。
    記憶を取り戻すために、祖父と一緒に自転車の旅に出る。

  • 子どもの頃にドイツに移住した青年が、両親と記憶を失い、人生の危機に直面したところに、ブルガリアに残ったおじいちゃんに強引にタンデム自転車による規制旅行に連れ出される、ロードムービー。
    「壁」崩壊前のブルガリアの状況は興味深いけど、ドイツでダメになった息子が、マッチョなおじいちゃんから自力旅行やバックギャモン、女の子の口説き方を教わり、ブルガリアの正統な男として生きる力を取り戻す、という本筋が絵に描いたよーな紋切り型。かえって萎える。

  • 難民とか難民キャンプとか、ニュース映像で見ても可哀想にとか、大変ねーとか、そんな思いしかなかったけど。この映画観ると、実に生々しく刺さってくる。そして、いわゆる東欧と呼ばれる国々はまだ平和が訪れて間もない地域、まだ平和ではない地域もあるんだ、て言うことがさりげなく、当たり前の風景としてストンと心に落ちてくる。普段見聞きするニュースよりこの映画の方が断然真剣に彼の地の様子を理解できる。

    それにしても東欧にはイケメンは居らんのだな…。女性は美人なのにな…。でも慣れとは恐ろしいもので、最初はどうしようもなく見られない顔だと思ってた孫息子が、最後には随分といいオトコに見えてきた。向こうは整った顔より味のある顔が好まれるのか。

    おじいちゃんは好きよ。このおじいちゃん目当てで観た映画だしね。おじいちゃん役をする歳になったのね。しみじみ。

  • もちろん、祖父と孫が単純に自転車をタンデムして、素晴らしい景色の中をペダルを漕ぐだけの話ではない。

    ブルガリア、イタリア、ドイツ、ソ連…。
    どう生きるのか、どう生きたいのか。
    「これを出したいとはっきりと思ってからサイコロを振れ」
    ミキ・マノイロヴィッチ、かっこよかった(お祖父ちゃん役)

  • 確かにダイスを投げる時、運やツキはあるかもしれないが
    ダイスを投げるのは自分自身だ 自分の選択であり角度や勢いも自分の力だ
    人生も偶然や奇跡は起こりうるがいつだって選択は自分でせねばならない
    自分次第でかえていけるのだということを教えられた

    旅のある映画が見たいなと思って借りてきた映画だけど思った以上に面白かった!
    東とか西とかの知識は全くないのでもっと勉強しなきゃいけない
    ダンスのシーンは音楽が素敵で気分が高揚したしバックギャモンやってみたいなと思い始めた
    それと映画の中でブルガリアの慣習?もいくつかでてきて国に対する興味も湧いた

  • 題名がペダルをこいでだし、ロードムービーかなぁと思って見てみたのだけど、タンデム自転車より、自分にはむしろバックギャモンがすごく印象に残った。

    自転車はそりゃ自力で漕がなければ前には進まないけれど、それでも漕げば進む。
    でも世の中はそうじゃない。国家の弾圧や亡命先の無情な扱い、両親も交通事故にあい、仕事に生きがいもなく、自分すら見失ってしまう。
    思い通りにならない世界を盤上にし、勝負しそしてそれを楽しむバックギャモンは、そんな青年を導く象徴にはすごくしっくりきた。

    むろん、その相手役が彼のおじいさんであることが前提だけど。
    ミキ・マノイロヴィッチ、カッコよかったです。

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