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感想・レビュー・書評
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映画やドラマが鮮明に思い出されて切なくなった。
ドラマや映画を観る前に小説から入っていたらどんな朔太郎と亜紀を想像していたんだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ものすごい有名な大ヒット作だったので、期待して読んでみた。なんか期待が大き過ぎて、泣けた。
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なぜか今ごろ読んでみました。
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なんと云っていいか、どう判断していいかに迷う作品。
なんでこれだけ話題になり売れたか、という点に関しては、もうこれはただ単純に泣ける要素がつまっていた、でいい。その辺がピックアップされない限り、このセリフばっかりの、単調な物語が受け入れられるはづがない、と、そういうわけであります。文章はすっごい下手。最初と最後で語り手の人格が違って見えるくらい。最終的に「ナニが書きたかったのか」がぜんぜん伝わってこない。
これはアレだね、初稿をもとに大幅にハサミを入れた痕がすけて見える。形にしたのは作者ぢゃないよ。編集だよ。営業だよ。
編集者と二人三脚で、というと聞こえはいいが、結局は「これ、売れるんじゃないですか」である。で、作者も「売ればいいんじゃないですか」である。
かといってじゃあどうしようもない作品だ、と云ってしまうには人気になりすぎた。
もし、北大路魯山人がカップヌードルを食べたとしてですよ、「まずいっ」って言下に否定しないと思うのです。それなりに人の口に合うように作ってある、減点要素のない味。減点は「ヌードル」であるが、色々の手が加わって200億も300億も売れる乾麺となった。
ツッコミどころを無くする、と、そういうふうに作るとこうなるのかなーというわけです。「インスタントラーメンなんて身体に悪い」という揶揄と「エアーズロックに遺骨をまいちゃう迷惑な話」は非常によく似ていて、双方とも本質を捕まえているようで、実はあたっていない部分の方が多い。
などといいつつ。
これから読もうという人に向けては
「絶対にやめなさい。もっとおもしろい小説なんて世の中にはゴマンとある!」
と、声を大にしていいたい。
この作品、ランキングで言えば下から数えた方が、明らかに早い。
遠藤周作の『わたしが・棄てた・女』のがいい。数百倍いい。 -
一言、切ない。最後はもちろん泣きました。たくさんの人に愛された作品だと納得しました。本当に純愛でこんな恋愛に憧れるけど、やっぱり切ない。でも、こういう思いをしている人はたくさんいるんだろうなと思いました。恋愛小説の王道ですよね。そして、愛する人たちが今日も元気に生きていてくれる幸せを感じることができました。ありがとう、と言いたくなる作品でした。ぜひ、読んでほしい作品です。