誰もいない夜に咲く (角川文庫) [Kindle]

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  • 20180712 解説にあった通り、最終的に強く生きていく女の物語。

  • 寒さを感じる暗い話の中の、逞しい女性たち。
    「それは貧乏性とは呼ばず幸福のハードルが低いだけだ」が印象に残りました。

  • *親から継いだ牧場で黙々と牛の世話をする秀一。嫁来い運動で中国から迎え入れた花海とかよわす、言葉にならない想いとは―。安らぎを切望しながら寄るべなくさまよう孤独な男女の魂のありようを、北海道の風景に託して叙情豊かに謳いあげる、傑作短篇集*
    物悲しくて、切なくて、孤独で、強い。そんな女たちの物語なのに、どこか温かく、かすかな希望が見える。丁寧にじっくり読みたい一冊。

  • 「誰もいない夜に咲く」(桜木紫乃)[Kindle版]を読んだ。たっぷりと水分を内に含んだ真綿の布団を掛けて眠っている時に見る夢はきっとこんな感じに違いない。決して悪夢ではないのだけれど、それにしても重たい。ただし、どの物語も読み終わる瞬間にフワッと解き放たれる快感があるのも事実。

著者プロフィール

一九六五年釧路市生まれ。
裁判所職員を経て、二〇〇二年『雪虫』で第82回オール読物新人賞受賞。
著書に『風葬』(文藝春秋)、『氷平原』(文藝春秋)、『凍原』(小学館)、『恋肌』(角川書店)がある。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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