ライク・サムワン・イン・ラブ [DVD]

監督 : アッバス・キアロスタミ 
出演 : 奥野匡  高梨臨  加瀬亮  でんでん 
  • トランスフォーマー
3.31
  • (8)
  • (28)
  • (19)
  • (10)
  • (6)
本棚登録 : 137
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4522178009792

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかった。
    最後が良い意味でも悪い意味でもなく裏切られた感が強い。それが面白さにもつながったし良かった。
    加瀬亮の演技力本当にいい。
    おじいさんが素敵だった。
    高梨臨も可愛くて良かった。

  •  デート倶楽部で知り合った女子大学生と高齢の紳士の交流を描く。

     これ、外国の映画監督の作品らしいんだけど、うーん。。。何をしたいのか全く分からなかった。。。

  • ☆☆☆☆
    『ライク・サムワン・イン・ラブ』(アッバス・キアロスタミ)
    かわった映画だった。はじまりのBARでの電話のシーンからして、その電話の会話が映像に映りこんでいないので、注意がそこに注がれなかった。だけど映画を見終わって振り返ると、あそこにこの映画のストーリーの説明があったのがわかる。
    あのバーはデートクラブで働く者の集まるたまり場みたいな場所で、ストーカー的な行動を見せるノリアキの得意な存在を印象付けるトリガーでもあった。
    確かに、ストーカーとなったノリアキは精神的に幼い。だが、現実には、自動車工場を経営していてる実業家でもある。従業員も雇い、仕事ぶりも社会人としての振る舞いも板についている。
    しかし、彼女への執着心に関しては、仕事のようには合理的に見つめられず、感情が優位になって、彼の行動を突き動かしてしまう。
    車の中で、明子のデートクラブの客であるタカシを明子のお爺ちゃんだと思い込んで語るノリアキの言葉は、彼の生きることの優先順位を伝えていたし、ノリアキの本心なのが伝わっでくる。
    ラストの姿は見えないが、映画を観る者に声だけでも十分にその場の恐怖を伝えている。
    空手三段のコントロールの効かない感情が、あえて映像には映らないノリアキの姿とタカシ、明子の演技と、事前にもっているストーカーの異常さの情報が恐怖に拍車をかける。

    【気になったpoint】
    ‘明子とお婆ちゃんの繋がりの強さとそこに流れる感情’
    ‘明子の大学生としての姿と思慮深さに欠ける行動と振る舞い’
    ‘ノリアキは真剣に人生を生きているが、そのことがかえって彼の生きる世界を狭めている姿’
    ‘温厚で初老のタカシが車の中で理解したノリアキは、どのようなものだったのか?そして、常軌を逸したノリアキの行動をみてそれはどのようにかわっていったのだろうか?
    2017/04/20

  • すごい映画だった。

  • おっさん

  • いやもう挑戦的かつ破壊的すぎるサイコー
    こういう映画のああいう結末で笑ってしまうからモテないんだよ!知ってるわ!うるせー!DV加瀬サイコー!
    冒頭の誰のPOVなのか(実際はそこに据えてあるだけで誰のそれでもない)、モノローグなのかいるなら彼女はどこにいるのかわからない演出もそうだし初対面のおじいちゃんとの会話が不自然すぎるし隣とおばさんうるせーし加瀬サイコーだし
    おもしろくってだいすき

  • デートクラブでバイトする、DV男が彼氏の女の子の話。
    どうしようもない女だけど、こーゆーのがもてるんだろうな

  • 何て表現すれば良いのか…不思議な雰囲気と味がある映画でした。

    シーンがとにかく長い。普通の映画ならさらっとカットで次のシーンに行くような場面でも延々とカメラを回し続けている、そんな感じでした。
    特に意味の無いようなシーンでもずっとカメラが回っているので、何かあるんじゃないかとドキドキしながら見てしまいました。

    また、主演のおじいさんの方(奥野匡さんって方なんですね)が凄く良い味を出していて、大人の円熟味を感じさせてくれます。
    ヒロインの高梨臨さんも演技がうまいって感じではないのですが、凄く自然な感じで魅力的でした。

    終わり方はあまりに唐突で、思わず「へっ」って声に出してしまうほどでした…個人的にはストーリーはハッキリ終わって欲しい方なので、物足りない感じでしたが、この映画はこんな終わり方で、後を引く感じの方が良いんでしょうね。

    とにかく、不思議な魅力のある作品でした。

  • 久々の何これ?という感じの作品。作品と呼んでいいのかも躊躇ってしまう。話の筋も無いに等しい。

  • きっとあのエンディングは賛否両論あると思う。
    けれど、私はあれで良かったと思う。観終わってから、「え?」って思うと同時に笑ってしまった。「切り取った風景」としては、とても自然に思えた。
    タクシーから覗く新宿の夜が、見慣れたものなのになんだかお洒落に見えて、何だかそれも良かった。
    ひとりで観るのにはとても良い作品だった。

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著者プロフィール

アッバス・キアロスタミ
映画監督。1940年テヘラン生まれ。テヘラン大学美術学部で絵画やグラフィックデザインを専攻したのち広告の世界に入る。70年、児童青少年知育協会(カーヌーン)の映画制作部門よりデビュー作となる短編映画『パンと裏通り』を発表。その後『友だちのうちはどこ?』(87)、『クローズ・アップ』(90)、『そして人生はつづく』(92)などでその名が世界に知られる。『桜桃の味』(97)でカンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞。2012年には日本が舞台の『ライク・サムワン・イン・ラブ』を発表するも、16年に療養先のパリにて死去。

「2022年 『いろたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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