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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (152ページ)
感想・レビュー・書評
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オーディブルで聴きました。「白い人」という話はたぶん「私が捨てた女」という小説の原点なのではなかろうか?「黄色い人」は「沈黙」とか、「女の一生」とかと重なり合う気がしました。そういった意味では遠藤周作ワールドの入門書としてとても良い本だと思います。
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容姿の醜さ、父からの蔑み、母の潔癖。
禁欲的な正義への嫌悪。
キリスト教的道徳感に対して少しづつ悪が芽生えていくさまは急に脈を打つように生々しく荒々しい。
キリスト教由来の平和によって抑制されていた悪の萌芽が戦争という偶然で花開き解放される。
悪と正義と嘘の興味が端的に詰まった小説です。 -
完成度が高すぎる。