利権鉱脈 小説ODA (角川書店単行本) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 日本は国際市場で利益を得ている貿易国家なのに、国民はどんどん内側に籠もろうとしている。

    苦労のない人は貧乏人には見向きもしない。ODAが必要ないと考えるのは、まだ充分日本が裕福だからですよ。本当に貧乏になって、失業者が増えて、ニッチもサッチも行かなくなれば、人々は本気で途上国と共存する道を模索する。一緒に生きる地球の友人に手を貸しながら、自分も救われたいと思う、というんです。逆説的ですが、一理あるとは思いませんか?

    本当に国力が弱まり、海外でのプレゼンスを失ってからでは手遅れではないでしょうか。貧すれば鈍す、で、排他主義が蔓延る可能性も無視できません。

  • 小説としては全然たいしたことないので、ODA入門本とし見た方が良い。一応さらっとプレイヤーが解る感じ。

  • インフラ関係のODA案件に関わる開発コンサルタントとJICA、官僚などの人間模様を描いた小説。ODAや開発コンサルタントの仕事が身近ではないだけに、その紹介(というか説明)に行数を割いてしまっているのが残念。まあ、それが狙いなのかもしれないが。

    著者自身が開発コンサルタントであるだけに、ODAの内幕としてはリアリティを感じるし、関係者の本音もありそうなことに思う。

    あとは物語として魅力が増せば星5つなのだが。

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