陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫) [Kindle]

著者 :
  • 祥伝社
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感想・レビュー・書評

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  • 前作の4人の短編から始まり、本編で繋がっていく構成になっている。
    あまりにも作られた偶然過ぎて、没入感は損なわれるけど、その面をはなから捨てているのだと思う。
    登場人物の非現実的な能力や、田中に関するメタ発言からも、エンタメ作として書かれているはず。

    テンポが良く、それぞれのキャラクターが立っていて、セリフの掛け合いもユーモアに溢れている点が本作の魅力。

  • 強盗は最初の方に1回だけ。それぞれを主人公にした4つの話が最後に回収されるところはさすが伊坂さんだった。田中、大活躍(笑)。

  • 伊坂にはまったきっかけになったシリーズ
    とてもテンポが良くて読みやすい

  • 前作が面白かったので、矢も楯もたまらず続編を購入してしまいました。
    もう、これだけのキャラクターが出来上がっていれば、物語がつまらなくなるなんて想像できませんね。とにかく、続編も期待通りの楽しさでした。
    主役4人の掛け合い楽がしさが当然ポイントですが、その何気ない会話がいつの間にか伏線となっており、感心してしまったのも前作のまま。ただ、思わず唸ってしまうような展開がなかったのは、少々残念でした。
    しかし、半沢直樹といい、本書といい、銀行というのは相当あくどい所のようですな・・

著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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