ハチミツとクローバー コミック 全10巻完結セット (クイーンズコミックス―コーラス)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 30
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感想・レビュー・書評

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  • 青春っていいものだ!今しかないものを味わおう!

  • 美大に通う学生たちが恋愛、仕事、作品作りに
    向き合うお話。
    イラストやキャラクターの個性が素敵!

    才能や可能性と向き合い、もがき苦しむ時や
    大学時代の友達と過ごす何気ない時間が描かれてます。

    結末は賛否両論を巻き起こしたけれども
    私は納得のできる形でした。

  • ⭐︎5.0

    出会えたことに感謝したいマンガ。 繊細で切なくて、面白くて、宝石箱のような作品。大好き。 後半のストーリー展開にはびっくりしたけど。

  • すごい作品でした。
    言葉に力がある。響く。

  • もう絶対、何があっても墓場まで持っていく作品。
    こんなにも優しくて厳しくて温度のある漫画を初めて読みました。
    ちょうど自身も大学生の頃に初めて読んで、こんな学生生活を過ごしたい!と心から憧れたものです。

    作品を読むたびに二回生までの楽しさ、三回生から始まる就活で折られまくる精神、自分探しの旅、どれもこれも思い出せば「ああぁああ!」と頭を振り乱すくらいに懐かしく苦しい日々を瞬時に思い出させてくれます。

    羽海野先生にはいつまでも健康に、長く作品を作ってほしいな〜と世界の片隅で祈っております。

  • 青春の甘酸っぱさがぎっしり詰まった、ほんわかするストーリーでした。
    どの登場人物も個性的で、大好きになりました。

  • ――こんなにも切実に 誰かを求めたことがあっただろうか

    傷ついても 泣いても 近づいて
    悔しくても 恐くても 手を伸ばして

    ただただ 傍にいたいというだけで

    狡さや卑怯さも飲み込むように
    かっこ悪い自分でもがくように

    それでも自分は自分だって 踏みしめて

    真っ直ぐな目で 誰かを見つめることがあっただろうか

    傍にいられるだけが きっと
    幸せじゃなくて

    ただただ あなたの幸せを
    ありったけの思いを伝えたいというだけで

    もう――それだけで

    いつも失うことや 返せるものを 探していた
    でもそれはきっと 誰かが与えてくれるものではなくて

    自分で 探し出すものなのだろう

    ――そういえば

    アルバイトで子供と一緒に遊んでいた頃を 思い出した

    子どもが分からなくて
    自分も分からなくなって
    全力で怒って 本気で悲しくなって

    全身が光で満たされるみたいに いつもぽかぽかしていたような気がする

    歩いている時も 寝る前も ご飯を食べている時も
    ふと空を見上げた時も――ずっと 君のことを 君たちのことを考えていて

    後悔してばっかりで 悩んでばかりで でもここで立ち止まるもんかって
    踏ん張って 近づいていく 確かな手応えなんて なくても

    ただ傍にいるために 考えて――考えて……

    何かをつかんで その切れ端を握りしめて 何度でも会う


    ただただ君のことを分かりたいという一心で

    あれは福祉と呼べるものなのかもしれなくて
    そういう意味では きっとぼくは福祉に恋をしたのだと思う

    いつか手放す時が来ても それさえも喜べるように
    強くならなくてはと 切実に思った

    いつか終わってしまう 一緒にいる時間が 未来の君を守れるように

    この時が終わっても
    あなたと出会えたよかったという たった一つの思いが

    きっと 全てへの 救いになるんだって どこかで知ったから

    きっと 人を好きでいたいと 今も 願っているのだと思う

  • 山田さん幸せになって

  • 再読。
    土曜日に、特に期待をせず映画「ハチミツとクローバー」(2006)をDVDレンタル。
    観る前に、「これを観たら、腹が立って原作が読みたくなるかも」と連れ合いとおしゃべり。

    …で。

    予想通りの展開に。

    DVD鑑賞直後に、近所のBOOK OFFに。全巻買い…。


    好みはあるでしょうし、僕も後半とか若干ダレたりはします。

    それに全体に、「前を向く」という話ではあるんだけど、それを上回る何とも後ろ向きな「過ぎ去りし69年の夏」(ブライアン・アダムスの名曲Summer of ‘69)な感傷が、恥ずかしくはあります。

    でもやっぱり面白くって、「ハチクロ衝動全巻通し読みの週末」に…。
    幸せなことですが…。

    ※けっこう僕は、羽海野チカさんの「ギャグ=笑わせ部分」が好きです。「三月もライオン」もそうですが、部分部分で声だし爆笑しながら再読。
     自意識過剰が前提にあっての恥じらいと身悶えと客観化、というのが、うーん。初期ウディ・アレン的な?名作「ボギー!俺も男だ!」的な?

    ※「ハチクロ」と「ライオン」でどっちが好きか?という議論や、男女差などは、なかなか楽しいですね。

    ※漫画ですから、"現実味"なんて論じるのは馬鹿馬鹿しいことですが、やっぱり自分が大学生のときにこの漫画が無くて良かったなあ、と思いました。
    「結局、この漫画のような日々なんかではないのだけど、脳内のどこかで、こういう風に"自己ドラマ化"したりしているのだろうか」と悩みだしたら、面倒だったような気が(笑)

    ※いや、というか、恐らく20代前半にこの漫画を読んでいたら、この漫画を嫌悪…全く評価していなかったかもしれませんね。
     まだまだ、「自分をかすめる距離の矢玉」には非寛容な年齢でしたからね…。

    ※2011年8月に、全巻購入して読破。その後知人に全巻を譲っていました。

著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。

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