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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (166ページ)
感想・レビュー・書評
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広州に住むことになったので“広州”で検索して見つけた本の二冊目。雑誌に連載された食通のエッセイをまとめた本のようだが、初出は1954年であるからもう半世紀以上前だ。著者は戦前の台湾生まれで奥方は広州生まれだそうだが、東京にも住んでいたらしい。
様々な中国料理にまつわるエピソードは実に多彩だ。しかも単に料理だけでなく、文化歴史風俗などを巧みに絡ませる語り口はとても読みやすく楽しい。残念ながら自分の料理経験が不足しているためそれぞれの料理をうまく思い描くことはできないが、いずれも食べてみたいと思わせられた。
まさに広州に住んでいるのだからどこかでありつけるのではないかと期待している。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本文化への配慮と軽侮と中国・台湾文化の自負が入り交じっていて、一種の社交の書、精神文化の表れとなっているところがおもしろい。
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