- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988003819354
感想・レビュー・書評
-
✄~殺人犯こそスーパースター!!~✄
ってパッケージに書いてあった
ジョン・ウォーターズ監督だから
さぞかしエグイだろうと思ったら
健康的で爽やかでひたすら明るい
シリアル・ママだった
だが、やることは半端ない
シリアル・ママには確固たるポリシーがある
家族に不利益な人間は消す
マナーを守らなければ消す
季節にそぐわなければ消す
1つ2つ思い当たるフシがあるので
シリアル・ママに消されないよう
気をつけようと思った
でも、白い靴を秋に履いたって
いいじゃないかと
シリアル・ママに言ってやりたいが、
それを言ったら
アウトかもしれない✄詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鬼才ジョン・ウォーター監督がキャスリーン・ターナーを主演に放ったブラック・コメディ。キレやすい美人ママが、機嫌を損ねる奴や社会の問題児を次々と惨殺していく。逮捕されても、マスコミの寵児となり……。 キャスリーン・ターナー演じるビバリーは一見すると品行のいい主婦だが、陰で気に入らないご近所の主婦にいたずら電話をしたり、愛する息子を変態扱いした教師を車でひき殺し、リサイクルやゴミの分別をしない主婦は仲の悪い主婦に罪を着せて殺し、娘をフった男は撲殺し、許せない奴らを次々に殺していく。彼女は密かに殺人鬼の記事を集めたり、殺人鬼の本を読みふけったりするダークな側面があった。ついに彼女は捕まって裁判にかけられるが、自ら弁護士となり無罪を主張し、全米の注目となる。偽善的な郊外の家族の人間模様や話題になるならなんでも食いつくマスコミの俗物ぶりを、ブラックユーモアたっぷりに描いたブラックコメディ映画の傑作です。
中でも、殺そうとした相手を追ってライブハウスに入って、何故かライブハウスで演奏しているバンドが加勢してキャスリーン・ターナーが相手を焼き殺した後お客さんが拍手喝采するシーンや裁判で自ら弁護人になり陪審員や証人を巧みな話術や色仕掛けで無罪判決を勝ち取るシーンは、ブラックユーモアの極みでした。 -
イメージよりは意外と上品(汚い言葉とか出てくるけど)なのはシリアル・ママ役のキャスリーン・ターナーのおかげかな。眉がキッと上がる怒った顔が分かりやすくていい。
彼女の暗い内面だとか精神分析なんかいらない、モラルに反したから殺すというハッキリした殺害理由。そこのみをとりあげているから彼女はあっけらかんと明るいモンスターとして描かれている。慌てず堂々としていて大胆。裁判のシーンも馬鹿馬鹿しくて痛快だ。最初に実話と騙っているけれど実話に見せかける気がないのかと思うほど荒唐無稽。なのにシリアル・キラーが祭り上げられるところは実際のアメリカのメディアや社会の病んだ部分をリアルに描き出してしまう(他にもこういう映画はあるので珍しくはないけれど裁判シーンまでやるのは珍しいかな)
ラストも「ああもうママったらしょうがないなあ」と予想はしていたけれど苦笑いしてしまう、妙に明るい、カルト監督にしてはかなり大衆向けなブラックコメディ。 -
こんなに面白い殺人映画があったんだ!
なんだか、「デスパレートな妻たち」に通じるものを感じました(あちらも主婦と殺人事件が絡むからかな)。 -
この映画、25年ぶりに観た。キャスリン・ターナーが名演している。今振り返れば、90代は優雅な時代だったと思う。
-
好き好き大好き!
みんな狂ってて最高! -
藤子・F・不二雄の異色短編に、『我が子、スーパーマン』という怪作があるのですがあのうすら寒い怖さ(パパがのび太パパと同一だしね)をもっとほわほわ楽しくした感じ。
全体的に楽し?くてアホらしいいわゆるバカ映画の類だけど、殺人者を賛美して偉人に仕立て上げる狂った世の風潮があまりにも完璧に描写されてて悲しくなります。日本も最近こうだよね。 -
シリアルママが殺しのカーレース中に道に立ってる家族見つけて満面の笑みになるとこ頭おかしすぎて大笑いした 家族を心から愛してるけど隣人はまったく愛さないママ…
-
とても面白いブラックコメディ。
ふざけまくってて、勢いもあり、娯楽作品として良い出来。 -
息子を悪く言う教師、シートベルトをしない若者、レンタルビデオを巻き戻さない主婦。シリアルママは世のルールを守らない輩を刺す、焼く、轢くで次々と制裁します!こんなママがいたら…ああ!