プリズンホテル 3 冬 (集英社文庫) [Kindle]

著者 :
  • 集英社
3.71
  • (5)
  • (5)
  • (4)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 57
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (310ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • きんぴかのマリアさん登場がなんか嬉しい!話が深くて笑って泣いたわ。

  • しつこい原稿催促をする編集者から、ヤクザの叔父がオーナーの通称プリズンホテルへやっとのことで逃げてきた小説家の木戸。すっかり奴隷と化している恋人清子も一緒だ。
    それでなくてもいわくつきのホテルには、深い雪の季節に訪れる客などほとんどいない。
    ところが、この木戸先生は、どうやらお客を呼び込む不思議な力があるらしい。
    今回同宿するのは、自分の患者を安楽死させた医者と、救命救急センターのベテラン看護師。いじめに耐えかね自殺しようと冬山へ入った中学生と、その中学生を偶然助けた超有名アルピニスト。
    そして、木戸が逃げ込んだ先を執念でつきとめた編集者。
    雪に閉ざされたロケーションということもあるのか、1作、2作と比べるとスピード感には劣るものの、心にしみるお話になっております。
    偏屈で暴力的な木戸先生が、少しずついい人になってきちゃってます。

  • 第4巻を参照。

  • 浅田次郎は好きではあるのですが、この小説はあまり好きではないです。

    一応人間模様っぽくなってはいますが、私には違和感が多く、感情移入なり理解なりできない部分がけっこう多いです。

    特にこの巻は清子に対する態度がちょっと酷いな~っていう印象がとても強かったです。

    払ってもいい金額:100円

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

浅田次郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×