- Amazon.co.jp ・電子書籍 (310ページ)
感想・レビュー・書評
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きんぴかのマリアさん登場がなんか嬉しい!話が深くて笑って泣いたわ。
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しつこい原稿催促をする編集者から、ヤクザの叔父がオーナーの通称プリズンホテルへやっとのことで逃げてきた小説家の木戸。すっかり奴隷と化している恋人清子も一緒だ。
それでなくてもいわくつきのホテルには、深い雪の季節に訪れる客などほとんどいない。
ところが、この木戸先生は、どうやらお客を呼び込む不思議な力があるらしい。
今回同宿するのは、自分の患者を安楽死させた医者と、救命救急センターのベテラン看護師。いじめに耐えかね自殺しようと冬山へ入った中学生と、その中学生を偶然助けた超有名アルピニスト。
そして、木戸が逃げ込んだ先を執念でつきとめた編集者。
雪に閉ざされたロケーションということもあるのか、1作、2作と比べるとスピード感には劣るものの、心にしみるお話になっております。
偏屈で暴力的な木戸先生が、少しずついい人になってきちゃってます。 -
第4巻を参照。
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浅田次郎は好きではあるのですが、この小説はあまり好きではないです。
一応人間模様っぽくなってはいますが、私には違和感が多く、感情移入なり理解なりできない部分がけっこう多いです。
特にこの巻は清子に対する態度がちょっと酷いな~っていう印象がとても強かったです。
払ってもいい金額:100円