本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (400ページ)
感想・レビュー・書評
-
鮎川哲也初読了
古い作家だからしょうがないんだが男女観念が今読むと固定化してうんざり
女だから〜男だから〜がやたら多いが実際はそう性別でくくれるもんじゃないだろうに詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2017/12/05
-
トラベル・ミステリーの先駆者が書いた本格推理の傑作。第三の殺人から警察官のいる建物で更に何人も殺されるので、あまりのボンクラぶりに呆れるばかり。真犯人が分かってしまうと、トリックに不自然を感じてしまうし動機が弱い気もするが、最近の推理作家が書く作品のようなウンチクで誤魔化すような点がなく読みやすかった。
-
58年刊とのこと。
言葉の端や若干の女性蔑視的な考え方に時代を感じさせますが、連続殺人の緊張感、論理的な解は今読んでも充分に新鮮で楽しい。
本格としては満足のいく一冊でした。
しかし同時に、推理物について回る探偵の役割について考えさせられるものが。
優秀な探偵ほど瞬時に解を導くとすれば、物語の途中では確かに不要。
実際本作の探偵登場も八割が経過してからでした。
ですがぽっと出のキャラクターに愛着が湧かないのもまた事実。
ラストだけ出てきて正答を述べて帰る姿には、只々ぽかんとするばかりでした。
やはり探偵はヘボでいいかな?
全5件中 1 - 5件を表示