宇宙のランデヴー [Kindle]

  • 早川書房
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感想・レビュー・書評

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  • 結局ラーマ人はまったく出てこないあたりが良かった.

  • ラーマの内部の構造がわかりそうでわからないところがなんかよくて、先へ先へといざなわれる(でも翻訳は大変そうだあ。読みやすくてすごい)。
    つぎつぎと新しい展開がくるのに、結局は何もわからないっていうところが、好奇心というものの本質をついてるようで面白い。

  • 奥行きのある創りの本で、考える余地を残すとても魅力的な書き方ですね。
    ストーリーとしてもどんどん知りたくなるような内容で、人間等身大の考察ととりまく社会が細部を支えていて、バランス感覚の良いSFでした。

    普遍的な知や、思わず畏怖してしまうようなものに対して、時として人間社会の仕組みのために振るわれるヒトの横柄・横暴さ。
    誰に計られるものではないですが、狭量な行為に対する恥がヒトをヒトたらしめるのではないかと思います。

  • 宇宙のランデヴー

  • 非常に面白かった。新世界の探検、未知なる知性との接触がスリル満点に描かれていて、どんどん読み進めてしまった。

  • ガンダムのようなスペースコロニーが太陽系に近づいて来たため、その内部の探索へ向かう物語。その建造物の中には、生物が居ない(厳密には特定の機能《故障した機械を金属原子を含む≪海≫に捨てるor保管するカニ型のロボット》を持つ動物的な機械類が活動している)が、コレクションしてある(建造物の主をラーマ人と呼称、sのラーマ人は電子情報化された物質の情報を建物の壁内の柱に保存している。その情報を基に3Dプリンタ宜しく物質として再現するのではないかと推測されている。その保存物の中に明らかに2足歩行生物の「鎧(つまり、明らかに戦闘する必要性とそれに基づくノウハウがあるということ)」の電子情報もあった。しかし、乗り込んだ人類の探索隊はそれらを観察することが出来ても、それらが何を目的にどのような技術で実現されたのかまるで分らないまま、ラーマが太陽に近づくために脱出を迫られてしまう。そして、ラーマは太陽に近づきその役割を終えるかとおもいきや、
    太陽のエネルギーをラーマのエエンルギーとして吸収し、飛び去って行ってしまった。
    この、まるで、人類が無視されてしまう、いや、一方的に人類がほとんど理解できず、関わることもできないが為に侮辱感を認識してしまうという事が面白かった。
    それでいて内部の構造も人類には理解できずそれらの役割、も憶測の範囲を出ず。それが何のためにアルノカトウイノガ、ラーマの自転による物理法則の変化への対応ニよりラーマ内の環境変化(風の発生、上空で発生した津波≪円筒形の形をしたラーマでは天井に別の大地があるという事になるので、上空の空を抜けた上には別の海がある。)によって明らかになる、そしてなるほどとなる。
    クルー達はその左も右も状況が予測できない環境の中で偵察、探検するという緊張感があった。

  • 確かに想像を超えていた。
    でも求めていた「SF」はそう、こういうのじゃないんだ!次巻に期待。

  • くるか•••?くるか•••?的緊張感が途切れることなく就寝を忘れて読み切ってしまった。結局、何もこなかった。

  • 俺も歳を食って淡白になったのか、腹八分目主義のクラークを読んでも、そうそう腹が立たなくなったな。
    最初ハードカバー(文庫だったかな?)で読んだときは、なんじゃこりゃだったけど、大して盛り上がりのないストーリーとわかって読んだ今回は、まあまあ、いけるんじゃないの、という感想だ。
    前回はストーリーを追ったけど、今回は、主人公であるラーマの内部について想像しながら読むことができた所為かな?

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