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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (330ページ)
感想・レビュー・書評
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結局ラーマ人はまったく出てこないあたりが良かった.
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ラーマの内部の構造がわかりそうでわからないところがなんかよくて、先へ先へといざなわれる(でも翻訳は大変そうだあ。読みやすくてすごい)。
つぎつぎと新しい展開がくるのに、結局は何もわからないっていうところが、好奇心というものの本質をついてるようで面白い。 -
奥行きのある創りの本で、考える余地を残すとても魅力的な書き方ですね。
ストーリーとしてもどんどん知りたくなるような内容で、人間等身大の考察ととりまく社会が細部を支えていて、バランス感覚の良いSFでした。
普遍的な知や、思わず畏怖してしまうようなものに対して、時として人間社会の仕組みのために振るわれるヒトの横柄・横暴さ。
誰に計られるものではないですが、狭量な行為に対する恥がヒトをヒトたらしめるのではないかと思います。