- Amazon.co.jp ・電子書籍 (308ページ)
感想・レビュー・書評
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本作の感想なんて書けません…。
読み終わった後に残っていたのは、疑問符と達成感でした。ぜひ。 -
表紙でアヤシイ本なのかと思う。実際怪しいが、表紙のようないやらしさは全くない。全体を通し難解であるが、ところどころに分かりやすい個所があり、理解した気分で読み進めていくとどんでん返しという形で分からなくなる。読み終えることに重きを置きすぎてしまったのかもしれない。また一からと思うと途中のあのちゃかぽこに心挫かれそうだ。単純な感想は、美しい青年や少女が狂うというのは通常のそれより一層狂気的で本当に美しい。
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東西ミステリーベスト国内4位、表紙絵だけは何とかした方が良いのでは?▲昭和十年一月、書き下ろし自費出版…狂人の書いた推理小説という異常な状況設定…これを読むと一度は精神に異常をきたす…▼「ブウウ──ンンン──ンンンン」まさに音が聴こえてくる小説。各章を連作短編のつもりで読み進む「心理遺伝」「脳髄論」「胎児の夢」と風呂敷が広がる広がる。これが噂の「チャカポコ、チャカポコ…」なのか!事前に著者作品を4冊履修しただけあって、読める俺は読めるゾ‼すべての準備は整った「空前絶後の遺言書」でどう繋がる⁉(1935年)
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大正末期、昭和初期の舞台ということで、昔の日本を知らないと理解できない事柄が多い。
この時代の精神医学の論文の文体も現れる。
古い中国のストーリーも現れ、和訳されている設定とは言え、漢文調の文章も難しい。
流し読むだけでも大変。辞書が手放せない。
しかも。
過去を理解しようとする主人公に与えられる情報源が次々に現れ、一度蓄積された情報も、多重化された情報により、後から何度も翻っていく。
そして、文章はとにかくかなり冗長で長く、遅々として進まない。
苦しんで読み続けてなんとか上下巻を読了したものの、結局全体の結末において、一つのストーリーとしては理解できなかった。 -
この白昼夢!
清順監督がカメラを撮ったらどんな作品になっただろう。 -
取り敢えず(上)を読了したけど難しい。
なかなか頭に入って来ない。
挫折しそう・・・ -
俺にはレベルが高すぎた
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なんて哀しい物語。
久々に胸を抉られるようなお話に出会えました。
主人公の血統の1000年に渡る心理遺伝が物語の中心であり、守るべき名誉の為の記憶喪失さえも、それからは逃れられない。
産まれてくる子供に罪はない、ただ遺伝子に罪の痕跡が現れる。
過去の復讐に人はただ無力である。