いつも旅のなか (角川文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 思いつきで海外に行ける人って本当に凄いし尊敬する。それはそれとして、内容的にはそこまでそそられる程でもなかった。

  • 角田さんの小説は合わないけど、エッセイは好み
    久しぶりに、リュックひとつで旅に出たくなった

  • 遠い国の、それも有名な観光地でもない場所をひとりでのんびりと旅行することができるのに憧れる。タイの人々の人懐っこさや、台湾の親切さ、ロシアの笑わない人たちなど、ただの旅の記録だけでなくその土地で感じる文化や雰囲気を感じられました。一人旅上級者なのに、自身は団体旅行向けと分析しているのはおもしろい!

  • 同じような経験をした人はいるのだろうけど、うまく文章に書くのって難しいのだろうなあと変なところで感心してしまった。ひとつひとつの国の話は短くまとまっていて読みやすかった。

  • 最後に海外を旅したのはいつだっただろう。コロナの前なのは当然として、その数年前な気がする。
    海外旅行のワクワクと未体験の驚きと……そういうものを思い出させてもらった。
    そして中に著書の私見があって。それがすごく良いこと言ってるぜ!こういう話を聞きながらお酒を呑みたい!と思った。

    この著者の小説が好きなんだけど、エッセイも追うことにしようかな〜。

  • 2022.6.15
    旅している最中に読めたことは良かったと思う。そして著者の中を垣間見れたような気がした。

  • 角田さんの世界を飛び回るバックパッカーぶりに驚いた。
    角田さん自身の人柄がわかる旅エッセイで面白かった。
    私にはこんな旅できないと、その行動力に驚きつつ羨ましくも思った。
    同じ国に行っていても、角田さんの抱いた印象とは違ったりして、おそらく行った時代によっても異なるんだろうけど、旅の仕方やその人の視点によっても、変わってくるもので面白いなと思った。

  • 前半は、何がどう違和感なんだかわからないけどどうしてもしっくりこなくて、なんだか合わないかもなぁ~、旅には年齢があるって沢木耕太郎も言ってたしな~と頭をひねりながら読んだのだけど、モンゴルのエピソードがすっと胸に落ちて、そこからはとても楽しく読んだ。時系列はばらばらなので、その時その時の著者のものの感じ方、捉え方が「今」の私のフィーリングに合ったり合わなかったりそういうことなのかもしれない。結構昔の話も多く今その景色は見れなくても、本を閉じるころにはまた旅に行きたいなぁと思っていた。

著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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