- Amazon.co.jp ・電子書籍 (197ページ)
感想・レビュー・書評
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極限状態というか、原始的な時代の人間の行動を描くのがうまい作者。創世のタイガを先に読んでいたが、こちらはこちらで面白い。
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自殺を繰り返す人を何度も救うのは金が掛かるので、無人島に島送りにしようって言う、乱暴な世界の話。
ただ鬱病とかもそうだけど、環境を変えることが一番の処方箋なわけで、作中、登場人物たちが何度も口にする死のうとしてたのに変だなみたい発言の方が不自然ではある。
実際に登場人物の中で生き残っている人は、一般的な人と同じように生に執着し始めている。
また、主人公が抱える意志薄弱的なものは、現代においてコモディティ化してしまい、共感できるからこそ、何がそこまで苦しいのか理解できない状態になってしまっているように感じる。 -
自殺者を捨てた島で生きる人間の話。
この手の話は大嫌いだ。作者が生を大切にしている事実を、そのまま表現するような稚拙な物語が。。
死にたいと思うことが何か特別なことなのか。生きたいと思うことが何か特別なことなのか。何かがあるかのように生死を描くのをやめてほしい。誰かが思い切り生きた物語を描け。その物語から何を感じるのかは読者が決めるから。
ごみ以外の何者でもない。大嫌い。 -
ホーリランドより著者著者しない