- Amazon.co.jp ・電子書籍 (245ページ)
感想・レビュー・書評
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作中のロマンス小説と、実際の恋愛小説があまりうまくかみ合わなくて、どちらも消化不良な感じが続いたけど、ロマンス小説については、翻訳者が創作した展開がとても興味深かった。
三浦しおんさんのエッセイ的なあとがきに少々びっくり…小説家と言えども、普通の人間なんだと妙に納得してしまった。 -
ふたつの物語を一度に読めたと思えば得した感じという本編はさておき、著者によるあとがきがとってもよかった。三浦しをんさんの人柄がでていて自然体の文章という気がしてとても好感が持てた。
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現実と物語の中がいったりきたり。
読後は満足感あり。 -
結婚など将来を約束しないまま、神名とつきあっている翻訳家のあかり。締め切りに追われながらロマンス小説を訳している間にも、恋人の神名との世界が変わり始める。
いやー、翻訳していたのに自分で創作を始めるって。いきなり死んだ夫の忠臣にまたがるとか、無茶しすぎです……。私はてっきりシャンドスはマリエといい仲になると踏んでいたのに!(どうでもいい)
たまたまハーレクインをどっさり読んだばかりなので、なおさら楽しめた。
願わくば、神名がちゃんとあかりの元に帰ってきますように。 -
おもしろかった
七日間の間に、仕事とプライベートが嵐のように吹きすさんで、果敢にも挑もうとする主人公が、踏ん張ってるのか、流されているのか。。。
その迷走が、物語の中に反映されていく
圧倒的な力を持つ事象にもがいてもがいて、抗いきれるものではないけれど、そうしていくうちに、嵐が過ぎ去るのを凪いだ心で見送れるのだろう
それは、諦観ではなく、前向きな楽観
多分
そんなきがする話でした。 -
スナフキンの一説に涙した。
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重くて長い本に疲れたので、その合間に軽いのを読もうと手に取った本だが、思いの外楽しめた。
いきなり中世の騎士と姫のロマンス話で、なんじゃこりゃと思ったが実はそれを翻訳する主人公女性のロマンス話。その女性のロマンスの進展で翻訳も適当になって..というところはめっちゃ面白い。お伽話とリアルの微妙な展開。
ロマンス小説は本の厚さが決まっているので、翻訳者が適当に訳すところもあるのよ。とうそぶくところがあるが、ハーレクインとか本当にそうなのかな?