COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 09月号 [雑誌]

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感想・レビュー・書評

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  • とりあえず、部屋の掃除と英語の勉強から始めようかな。
    TOEICも受験料払っちゃったし。

    【入手経路】

    唯一、定期購入している雑誌。勝手に配送されます!

    【概要と感想】

    今回のメイン特集は「捨てることの大切さ」について。
    モノだけじゃなくて、オンライン上のつながり、仕事まで捨てる。

    捨てることが目的なんじゃなくて、捨てて自分にとって本当に大切なことに集中することまでが鍵。
    「無駄な時間」に「固定観念」、「負の感情」、「モノ」など、捨てるべきものはたくさん。
    どうやって捨てるのかの方法を世界中から集めて紹介してくれる。

    複数の仕事を一度に行うマルチタスキングはIQを下げるといった実験結果の紹介、
    10年間やめた社員が一人もいないコンサルティング会社が大切にしていることなど、
    日々の仕事の参考になりそうな話がたくさん。

    2つ目の特集は外国の人と付き合うため際の「ルール」。
    なんで変える必要があるのかと思われるかもしれないけど、
    しきたりも考え方も違う。英語も使わないと!なので。
    タブーに暴論への応答のヒントも。

    そして、ブックガイドとしても参考になる。
    イチオシはこちら!
    『ベストセラーの世界史』/フレデリック・ルヴィロワ
    過去500年のヒット史総覧とのこと。
    ベストセラーを生み出す方法がどう生まれたのかが語られているよう。

    【引用】

    「大切なのは仕事量を最大化することではない。”成果”を最大化すること」

    『「週4時間」だけ働く。』で有名なティモシー・フェリス。(P30)

  • 「捨てる」+海に飛び込む夏らしい写真に魅かれた。
    「国境」のある風景の写真もとても素敵。
    マルチタスクすることで生産性は40%、IQは10ポイント低下した(HBR)が一番心に刺さった。今マルチタスクすごくせざるを得ない環境ということもあり。翌週それを意識して仕事したら、確かに能率あがったような気がする。
    知っておきたいマナーとタブーも、そうなんだーと思った。
    中国で控えめな自己紹介は×、すべては損得で回る。韓国は私用電話に寛容、残業は悪徳、持ち帰りこっそり仕事している。日本は察しの美学、自己主張の力学

  • ブラッド・ダイヤモンドの話を真剣に読んでからの、英語の変な表現のところとのギャップよ。
    「うちの娘はハイティーンです」はアカンやろ、おもろすぎ

    マナーのところではいつものことながら、「各国の状況は分かった。欧米で何が悪いかも。なんでそれに合わせよう、って流れなのか。向こうが歩み寄ることもあるんやないん」と思う。
    善悪ではなくて違い、と断ってるわりには気にかかる。

    やっぱり仕事は欧米主導なんかなー

  • 夏の読書4冊目。捨てることの重要性。そして、引き算の法則など、そうだよなぁって思えることがたくさんあった。
    これからも気になるテーマの時は購入して行きたい雑誌。

  • 今号は「人生の9割は『捨てる』ことで決まる。」という特集でした。
    タイトルほど「捨てる」ということにこだわった方法論を展開するのではなく、「捨てる=割り切る」という考え方の転換や、「選択と集中」による人生(時間)の切り替えのケーススタディがいくつも紹介されていました。
    中でも、「固定観念をうまく捨てられる人が最も賢く、幸せになれる」という小川仁志氏(哲学者)の記事は、とても刺激を受けました。

  • 世界の切り取った世界ではEuropeの境界線が印象に残りました。
    道路やcafe等、を隔てて左右で国境線がある事に不思議と思わずには居られません。
    又、Schengen条約は飛行機に乗る時だけ適応すると思っていましたが、車での往来でも含まれるのですね。
    国境検査の小さい小屋がchocorate屋さんになっているのが面白かったです。
    日本みたいに破壊せずにそのまま利用する姿勢に心を打たれました。

    後、日本人の英語の言い間違いが滑稽でした。

  •  人間、生きていると抱えるものが増えていく一方でなかなか身軽になりにくいという特徴がある。そういえば、以前に「断捨離」なんて言う言葉が流行していた。「余分3兄弟」同様、人生の負担を少しでも軽くしたいという人々の心理がよく合わられているなあと思った。

     今月のクーリエは、ずばり「捨てる」をテーマにして特集を組んできた。捨てるにも、いろいろな流派があるようで、ある人はこれ、またある人はそれと主張が異なる。健康法に関する本や雑誌、学会の研究発表と同じでこれさえやれば、もう大丈夫というものはない。

     欲張ってあれもこれもやりたいと思ってつい複数のことをこなそうとする。「マルチタスク」などと言って一時期もてはやしていた。あのNHKラジオの実践ビジネス英語の講座でも取り上げていたのも思い出した。実際に複数の事を同時にやるのは至難の業だ。欲張るとつまずいてしまう。

     「魔法の言葉」ならぬ「魔法の数字」があるのかとふと思った。「90分間」のサイクルを知れば時間を最も有効に活用できるという記事がある。要するにだらだら仕事や勉強をするのではなく、時間を区切って行う方が集中力が高まって生産性が上がるという事だ。

     以前、NHK白熱教室に登場していた「選択の科学」の著者で社会心理学者シーナ・アイエンガーさんの記事を読むと選択しが多いとかえって選びにくくなるとある。この前の参議院選挙でも野党が乱立していて対立軸がぼやけてしまって投票率が下がった一因ともなった。

     瀧本哲史氏のそのニュースが君の武器になるでは、NSA(米国家安全保障局)による情報収集という名のはっきり言えば盗聴活動が取り上げられている。他の国も多かれ少なかれ諜報活動をしている。しかもビジネス界で盗聴が行われているともある。「清く、正しく」なんて言うのは宝塚や青年の主張では100点満点でも、キツネやタヌキがうようよいる国際社会ではいいカモにされてしまう。

     もう一つの特集は海外に出る前に知っておきたい「マナー」と「タブー」で気になって点が多くあった。それは、日本人がつい国内でやっていることをうっかり国外でやると問題になるという事例だ。

     「ここだけの話」で大事な話はしないでは、ビジネスの世界、特にアメリカにおいては注意しましょうとある。アメリカでは、談合が嫌われていてたまに独占禁止法違反で罰金何億円、責任者が禁固数年なんて言う恐ろしいニュースを目にすることがある。越後屋と悪代官の持ちつ持たれつの関係は通用しないという事だ。

     イスラム圏では、山中さんは注意した方がよいとある。アラビア語で「ヤーマ」はたくさん、「ナーカ」は性交を意味してわいせつのn乗になってしまう。ちなみにあの中曽根元首相も、アラブ外交筋から聞いたこととして「日本国首相」と言っていたとある。しかし、名前ばかりはどうしょうもない。

     世界の政治家の発言で、あのシャラップ上田さんが載っていた。まあ「私が見本です」という位見事な低レベルな切り返し方。少しはクレヨンしんちゃんを見習った方がいいのではと思った。

     罪悪感がたまらない“禁断のメニュー”としてアメリカの脂肪たっぷりため込むこと間違いなしの食べ物が載っている。「ビッグ・アップル・シェイク」、「グレイズド・ドーナツ・ブレックファスト・サンドイッチ」、「ビッグ・ブレックファスト・ホットケーキ付き」という名前を聞いただけでもお腹いっぱいになりそうなものがある。気になる方はぜひクーリエに載っている写真をご覧になってほしい。アメリカ人の甘ちゃんぶりが改めて白日の下にさらされる。

     「捨てる」がテーマだからと言って、創刊号から買っているクーリエを捨てるなんてそんなもったいないことはできないなあ。どこか可能なところで「捨てる」を考えて実践するのがいいようだ。

著者プロフィール

監修・執筆 深田晶恵
個人のお金の相談を受けるファイナンシャルプランナー。(株)生活設計塾クルー取締役。
金融商品や保険商品の販売をせずに、中立的な立場で退職後の生活設計などの相談を受けている。高齢の夫の両親と同居の経験もあり、高齢者へのアドバイスに定評がある。著書は『知識ゼロの私でも! 日本一わかりやすいお金の教科書』(講談社)など多数。

巻頭料理特集 『かんたん! おいしい! 手間いらず 冷凍うどんのすすめ』(上田淳子)
兵庫県神戸市生まれ。辻学園調理技術専門学校の西洋料理研究所職員を経て、渡欧。帰国後は東京のサロン・ド・テでシェフパティシエとして勤務したのち、料理研究家として活動。作りやすい家庭料理レシピが好評。『冷凍お届けごはん』『ひとりでできる 子どもキッチン』(以上、講談社)など著書多数。

週末コラム 『健康になる食生活』東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 濱裕宣・赤石定典
健康と栄養のバランスを大事に、日常生活の中で活かせる食事のノウハウの普及を目指している。栄養のプロの知識と科学に基づいたわかりやすい解説に定評がある。

「2022年 『かんたん年金家計ノート 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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