ハッシュパピー バスタブ島の少女 [DVD]

監督 : ベン・ザイトリン 
出演 : クヮヴェンジャネ・ウォレス  ドゥワイト・ヘンリー 
  • 東宝
3.31
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104077950

感想・レビュー・書評

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  • 期待していた内容と違い、希望のないただひたすら暗く哀しい物語。アカデミー賞受けがいい題材は、社会問題、人権、子供。本作は、「貧困と自然破壊の中でもたくましく育つ子供」というアカデミー選考委員が大好きなテーマ。批評家が大絶賛しても、エンタメとして面白くなければ私は評価しない。

    『ハッシュパピー 〜バスタブ島の少女〜』(原題: Beasts of the Southern Wild)は、ベン・ザイトリン監督による2012年のアメリカ合衆国のファンタジードラマ映画である。ルーシー・アリバーの舞台『Juicy and Delicious』を原作とし、アリバー自身とザイトリンが映画脚本を執筆した。本作はサンダンス映画祭で最高賞のグランプリ・観客賞を受賞した他、第65回カンヌ国際映画祭では新人監督賞のカメラ・ドールを獲得。また、第85回アカデミー賞では作品賞を含む4部門にノミネートされた。
    少女役のクヮヴェンジャネ・ウォレス(Quvenzhané Wallis,2003年8月28日- )は、批評家に高評価され、多数の賞を獲得した。第85回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたが、これは同賞史上最年少記録(6歳)である。翌年2013年の「それでも夜は明ける12 Years a Slave」でマーガレット・ノーサップ役でも好演。

    あらすじ:
    南ルイジアナのコミュニティーをモデルにした河川近くのバイユーの島『バスタブ』が物語の舞台である。この『バスタブ』は閉鎖的なコミュニティーであり、毎日がお祭り騒ぎであった。そこに住む少女ハッシュパピーは荒くれ者の父親ウィンクと二人で暮らし、「この世界は繊細な仕組みを持ちながら、命を持ち、呼吸をし、生きている。そして宇宙にあるすべてのものがうまく収まっている」と信じていた。やがて『バスタブ』の子供たちは自然淘汰や地球温暖化、生態系の変化を知り、『バスタブ』に存亡の危機が迫っている事を知る。そんなある日、『バスタブ』を100年に1度の大嵐が襲い、『バスタブ』は壊滅。ウィンクら大人たちが「堤防を破壊して島から水を排出する」という愚かな作戦の結果、『バスタブ』は命が死に絶えたドロドロの焦土と化してしまった。それを目の当たりにしたハッシュパピーは自分が大事にしてきた自然界の秩序が崩壊に向かい、有史以前の獰猛な猛獣たちが氷河の墓場から目覚め、大地を横切って全てを踏み潰しに来ると恐れるようになった。
    一方、『バスタブ』の存在に気付いた政府は住民を島から強制退去させ難民キャンプに指定した病院に押し込めた。そこでハッシュパピーは父親から彼の余命がいくばくも無い事を知らされる。父親ウィンクの頼みで島に戻ろうと病院を抜け出したハッシュパピーだったが、どんどん弱っていくウィンクを見てられず、友人達と母親がいると信じている海の向こうのぼんやり光る場所に泳いで向かおうとするが、途中で謎の舟に拾われ、海辺でひっそりと営業するナイトクラブに連れて行かれる。そこで出会った娼婦から母親の得意料理だとウィンクから聞かされていたワニの唐揚げを出され、抱きしめてダンスをしたことでずっと想い焦がれていた愛情を感じたのだが、それを振り払って父親と『バスタブ』の元に帰り、迫り来る野獣たちから守ろうと決意する。(ウィキペディア)

  • 声優さんの希望など全くないのだが、笑いのためではないがこの作品のお父さん役の吹き替えは絶対的に小山力也のような気がする。

    https://www.youtube.com/watch?v=MMKKTymK_QM

    あのお父さんの熱さはジャックとかぶるくらいの熱演だったので、吹き替えで見ながらひとり妄想して笑っていました。

    「ハッシュパピー バスタブ島の少女」
    https://www.youtube.com/watch?v=YTd-c7i20Ic

    いい映画である。僕にとってはそれ以上でもなければそれ以下でもない。難しく感じられた。先の短い父が必死に幼い娘に生きていくことを教えている映画だと感じたその年のアカデミー賞の主要4部門にノミネートされた作品には生きることへの力強さをとても感じられた。

    クヮヴェンジャネ・ウォレス。この小さな少女はアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたのは公開された年の9歳の時。ただ凄いのはオーディションに受かったときは5才であり、撮影時は6歳!末恐ろしい子に感じた。

    爽快感はあるが、ヒューマン的な部分にかけているような気がする。父親の病気と災害から施設に収容された際に人の施しというか優しさに触れた時にそのことを教えられないシーンが続くのを見て少し残念に思えた。やはり一人では生きていけない人の優しがあってこそ自分が個性が、そして人生が輝くような気がする!

  • 全員体当たりの演技だった。演技は文句無しの星5つ。

  • タイトルや写真にとどまらない、強烈な映画。
    生きるってこういうこと、のような。でも、悲壮感や劣等感は全くなく、だからって「良いことの押しつけ」もなく。

    先生が太ももの入れ墨を見せて授業をしたり、
    女性が息で卵を割ったり、
    父親は素手で魚を捕まえるし、
    主人公の女の子(すっごい迫力)の目といったら!

    日常生活とは全く結びつかないけれど、おもしろかった。

  • 元気をもらいたい時に観たい

  • まぁまぁ

    ストーリー
    ‐沈みゆく島。余命わずかの父。6歳の少女の前に立ちはだかる現実。
    世界で一番美しい島、通称“バスタブ"に父親ウィンクと暮らす6歳の少女ハッシュパピー。
    ある夜、百年に一度の大嵐が島を襲い、ハッシュパピーの大切なもの全てをさらっていった。
    一晩にして変わり果てたバスタブ島。島は嵐によって水没の危機に晒されていた。
    沈みゆく島から離れずに生きると決めたハッシュパピーとウィンク。そんな中、ウィンクが重病で倒れてしまう。
    残されたわずかな時間。父が愛する娘に伝え、教えたいこととは―。

  • なんだか、ものすごく胸が熱くなった。

  • あんなにちっちゃいハッシュパピーがあんなにかっこいいなんて。

  • 久しぶりの洋画。気になるのは原題の意味。
    BEASTS OF THE SOUTHERN WILDというのですから、制作者の重点は、あの大きな豚のような獣にあったのでしょう。原作はさらにJuicy and Deliciousなので、構想はどんどん広がった・・というイメージでしょうか。
    作品そのものにもその痕跡はあります。

  • お涙頂戴系、アフリカものかと
    思ったら、違った。。。
    たくましく生きる子供の話。

    カメラぶれぶれの臨場感なんだろうけど、
    ストーリー的に合わない気が。。。

    色々な面で、想像と違って、
    ちゃんと下調べするば、ちょっと違った評価かな?

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