くちづけ [DVD]

監督 : 堤幸彦 
出演 : 貫地谷しほり  竹中直人  宅間孝行 
  • TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
3.90
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988101173518

感想・レビュー・書評

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  • 大好き!
    の気持ちが、こんなにも嬉しくて幸せで、なのに重くて悲しくて、どうしようもなくて切なくて
    とても泣けて泣けた作品だった

    うーやんやマコちゃんたちのピュアさが可愛かった

    マリコさんの「奇跡が起きたの、奇跡が」と心底驚くところが好き

    (見てないはずなのに、なぜかあらすじを知っていて、すごく不思議な気分で見た。なんだろう、テレビで特集か何か見たのかなぁぁ)

  • バリからジャカルタに行く飛行機の中で見た映画。

    その時は、日本ではまだ未公開の映画だった。

    今までで一番泣いたかもしれない映画。

    最初はかなり面白い。途中までもかなり面白い。

    でも最後に近づくにつれて涙が止まらなくなる。

    たぶん、お父さんは責任感が強すぎて、1人で抱え込みすぎちゃったんじゃないかな。

    人に頼るのが苦手な、不器用な人なのだと思う。

    なんだか、もう半年前に見た映画だけれど、

    すぐ思い出して、悲しい気持ちになってしまうが、

    この映画は、絶対見た方が良いと思う。

  • 「はじまりのみち」「くちづけ」を同じ日に鑑賞したが、種類は違うがどちらも泣ける作品だった。映画観て泣いたのひさしぶりだった。
    とにかく劇場予告を観て以来、気になっていた作品。

    「ちりとてちん」のヒロインだったことは知りながらも、朝の連ドラ観ていなかったので、
    個人的には「パレード」以来の、その存在感が気になっていた貫地谷ちゃん。
    意外にもこれが映画初主演ということと、知的障害という難しい演技をどのようにするのか、
    ストーリーも含めて興味津々だった。

    映画の公開と前後して、ニュース「アンカー」で特集していた、同様のテーマについての特集も観ていたので、いいタイミングだったと思う。

    ストーリーに関して、何の予備知識も入れずに観に行ったのだが、
    途中から、勘の悪い私でも、ぼんやり悲しい結末が待っている事にようやく気づかされ、
    どうしようもなく涙したが、ただのお涙頂戴ものではなく、
    はっきりとテーマがあり、それを作品として我々に投げかけてくれた、
    貴重な作品だと思う。

    もともとお芝居だったものを映画作品にしているということで、
    「キサラギ」以来の密室系?ワンステージものだったのが新鮮だった。

    貫地谷ちゃんはもちろん、宅間孝行を、この作品を通じてはじめて知ることになるのだが、
    これまたすごい人がいたものだ!
    うーやん。
    歴代忘れられないひとりになりそう。

    ちょうど時期的に観ていた、過去の作品ではあるけれど、「SP」にて重要人物を演じていた平田満氏が、ここではとってもいいお医者さんの役でほっ。
    橋本愛ちゃんも、あまちゃんでのユイちゃんとはまた違った高校生をピュアに好演。

    折に触れ、また観たい作品。

    http://onionmovie.jugem.jp/

  • 私にとっての良い映画とは、鑑賞後に大きな余韻が残る作品です。何かを考えさせられたり、大きく感情を揺さぶられたりする映画のことです。異論はあれども。

    今作はそのどちらも満たす名作でした。知的障害の娘は一人で生きていけるのか、死期が近い父親が娘の今後の生き方について悩む様が描かれています。孤独になった知的障害者は刑務所やホームレスになってしまうのか。そんな不安も父親は吐露します。

    鑑賞後、自分が父親(いっぽん)だったらどうしただろう、と自問してみます。自分の娘を手にかけることはできないと言い切ることができるのか、正直分かりません。自分が死んだあと、孤独に荒んだ生活を娘が歩むのを分かっているのであれば、本人の幸せのためにも、今が幸せならば尚更いま手にかけるというのも分かります。分かりますが・・・どこかで「いや違う」という感情も自分にはあって・・・という風に鑑賞後も考えてました。

    また出演者陣の演技も秀逸でした。自分はあまり知的障害者と接する機会は無いので、演技がリアルかどうかは判断できませんが、知的障害者らの目線の動きや細かな挙動は、違和感なく見れました。また父子の愛情がとても深いことが各シーンで描かれており、それが終盤のシーンに活きて涙を誘います。

    本作では知的障害者に対する社会の支援も必要ではないか、という問題提起も父親の口から語られます。社会全体でサポートがいまだ十分に行き届いていない、と言うのは簡単ですが解決するのはまだ難しいように感じます。それでもこうした作品に触れるだけでも、福祉の問題について考えるいいきっかけとなるのではないでしょうか。

  • 泣いた…特にラスト…
    また見たい。考えさせられる内容。

  • 泣けた。めっちゃ泣いた。
    最初観始めたときは、何これうける。と思ってたけど
    知的障害のある人の話なのか!とハッとして、
    しばらくしたら涙なみだ。
    みんなとってもピュア。
    大好き!って気持ちがすごくストレートですごい。
    愛が溢れてる映画だと思う。

    貫地谷しほり最近すごくよく見てるけど
    ホントに本当に演技派女優さんだと思う。
    何を見ても、何回見ても、色んな役をこなしてる。
    この映画でも本当にステキだった。

    うーやん役の人の名前がわからなかったけど
    すごくよかった。
    あーゆう子いるいる!と思って見ていた。

    ただ最後の終わり方は、やや「ん?」と思わされた。
    色んな解釈をしていい結末にしてるのかな?
    ぱじゃまでシネマで観たからこんな終わり方なのか?
    途中で切られたのか?と疑ったくらい。

    細々とこの人はどうなったの?とか
    なんでこうなってるの?とか
    気になるところはあったけれどすごく良くできた映画。
    あっという間の2時間だった。良かった。

  • ほう、舞台っぽいなと思ってたら、やっぱり舞台の映画化だった。
    これはなかなかによい作品。
    テーマがテーマだけに色々重いんじゃないかと思っていたが、それをいい意味で軽く、コメディーにしていたのでそこまで重々しくはなかった。
    かといってテーマをないがしろにしているわけではなく、きちんとそこにも向き合っているところがまたよい。
    最後はこういうことになっちゃったわけですが、まあそれもある意味リアルなのかな。
    そうだよね。
    残していけないものね。
    残酷だけど、世の中はもっと残酷だものね。

  • 問題提議と思って見るととても重い。
    けれど、愛の物語としてみると 静かで、優しくて、切なくて、悲しくて、ぬくもりのあるお話です。
    障がい者 というキーワードがあると、現実と違う、とか バカにするな、とか 綺麗事だ、とか とことん攻撃をしてくる方がいますが、
    例えばこの作品はロミオとジュリエットのような悲恋(親子愛ですが)と同じジャンルではないでしょうかね。
    障がい者のテーマってだけでムキになって批評するのは、差別しているのと同じ気がします。私は。

    そういう、おもたーーく捉えず見てもらえれば、もっとたくさんの人に見てもらえるし、同時に実際にこのような事件があったことなどを心に置いてもらえるとおもう。
    ほんとに、たくさんの人に見てもらいたい映画です。

    貫地谷しほり、竹中直人、宅間孝行の演技が素晴らしいです。
    心に響きました。
    テンポ良いコミカルな会話も好きでした。
    ミナミの存在だけが胸くそ悪かったです。ミナミは悪くないという意見には賛成出来ません。確かにミナミと同じ人はたくさんいるかも。でも多数=悪くない なの?
    悪でしょ。そもそも面と向かって人の悪口、しかも初対面を笑いながら言うっていうのはどう見ても悪…。
    分かりやすい悪役の存在を表に出すのは必要だったかなあ?

  • これはちょっと言葉に出来ない。
    苦しくなった。
    この手の事件、新聞やニュースで時々見る。
    三面記事の片隅。
    もう本当辛い。
    何か他の道はないんだろうか…。

  • どんな風に感想を書いたらいいかわからない…けど、すごい泣いた。嗚咽した。
    悲しすぎるけど、結果よかったことなのか、それは誰にもわからないと思う。
    とりあえず役者さんが全員最高によかった!

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