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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (240ページ)
感想・レビュー・書評
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昔の精神病院の様子が分かる一冊。
分裂病でも喋る女性が登場しますが、彼女が一番好きな登場人物でした。
昔は電気ショックなど本当に行われていたのだと分かります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
芥川賞受賞作の「夜と霧の隅で」他、数編の短編。
中では「岩尾根にて」が面白かった。切り立つ岩からなる登山の最中に「私」が出会った不思議な(精神疾患を患った)男との会話が中心の話。
どの作品も正常な認知機能から少し離れた視点で幻想的な味わいがある。 -
ドイツの精神病院での物語り。ちょっと難しかったなぁ!最初の3編くらいは
面白かったんだけど・・・ -
北杜夫という作家は、こんな瑞々しい文章を書いていたんだと改めて驚きました。芥川賞候補作と芥川賞受賞作が含まれる価値ある一冊です。中学生の頃読んだ「幽霊」の一節を思い出したりしました。どくとるマンボウシリーズが先に頭に浮かびますが、こういう作品を読むと、やはり力のある作家さんだったんだなとしみじみ思います。
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人間の持つ執着心や孤独を様々な角度で描かれる優れた短編集。久しぶりに読書で胸がざわざわとした。
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