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- / ISBN・EAN: 4527427656383
感想・レビュー・書評
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おとなのおもちゃ開発物語。
とだけいうとお色気バカ映画ぽいけど、潔癖で有名なビクトリア朝で、当時はれっきとした病気だったヒステリー(悪化した患者への治療法は子宮摘出!)の治療法として開発されたそうな…!
下ネタでクスクスできるけど下品じゃなく(ビクトリア朝の医療現場の物語ですからね!)、かわいらしいラブコメでもありつつ、舞台背景で階級社会の貧困や女性蔑視や未熟な医療の恐ろしさも観られるので、気軽な楽しみ方も深読みしてしんみりもできそう。わたしは気軽派です。あーおもしろかった!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イギリス階級社会
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大人の玩具の誕生秘話がコミカルに描かれているのでいやらしさもなく笑えた。
女性の抑圧されて自由のない時代から自由になっていく様子も描かれていて、だからこそ誕生したものなのかもしれない。 (GYAO!) -
とってもライトに「痙攣」とバイブ誕生を物語ってました。
痙攣て(笑)
女性の何やかんやを全てヒステリーと片付け、しかもそれが病気だと言われていた時代があったなんて。
というかその器具がそんな時代に発明されていたなんて知りませんでした。てっきりもっと浅いのだと。
ショパンと合わせたエンドロールも他にはない良さがありました(笑)
でも正直、好きな俳優が出てたから最後まで観れた気がしないでもない。 -
子宮委員長はるさんの著書から。
めっちゃ笑った。
あの治療に堂々と通う貞淑なイギリスの上流階級の女性たち。
大まじめな医者をユーモラスに大まじめに描いた明るい性の話。
細菌の存在を医者でさえ認識不足な時代。本質にどん欲な人はやはり真実をついてるのだなぁと。
常識とはなんぞや。
自分の望みを軽んじるなかれ。 -
最初は医療器具だった電動ディルドの誕生秘話。
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大人のおもちゃが作られた背景。
女性が自立する事が許されなかった時代。
当時はヒステリーから起こる病とされ、人の手によって治療の一環として施されていたとは…それはそれは大変な事だと思う。
でも決してHな感じではなく。
1人1人に真摯に向き合う姿。
女性を救いたいという思い。
女性に参政権もなかった時代。
女性が声を上げ。
女性が世の為に•1人の人としていたいと動き出し。
この世の中に、男と女が居て成り立ち。
それぞれに役割があるという事。 -
思った以上にコメディだった
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★★★★★
大人のおもちゃ誕生秘話!
【内容】
現代のラブライフにおいて広く愛用されている「電動バイブ」。その知られざる誕生秘話を明かす!
【感想】
これは面白い。
あなたは知っていますか?その昔、ヒステリーは病名だったことを。
あなたは知っていますか?その昔、バイブは医療器具だったことを。
「漫画はじめて物語」では扱えないアダルトな話題のようですが、エロ要素は皆無です。だって、医療器具ですから。
くどいようですが、医療機器です。
エンドロールでこの医療器具が年々進化していくのですが、どんどん形がアレになってきますww大人のおもちゃww
原題のままなんだけど、「ヒステリア」って邦題はもったいないな。
僕なら「ヒステリック・バイブ」にするかな。うーんイマイチだな。 -
良い!
ヒステリーを治すため、作られた携帯用電動マッサージ器。それがどんな風に生まれたのか??
下品にせず、けど隠さずにロマンチックコメディとして描いてる。
役者さんたちが素敵。 -
1890年代のイギリスでの実話に基づくバイブレーター誕生物語。
冒頭で細菌説や骨相学という単語が出てきてすぐにこの映画がふざけた映画でないことが分かる。この映画は精神医学と科学や社会との関係性を鋭く描いている。
コメディとしてもラブストーリーとしても充分に楽しめる。女性達が自分の意思で生き始める時代の転換点を描いていて、見終わった後に前向きな気分にさせてくれる。
そんな映画がバイブレーター誕生秘話でつくられているのだ! 脱帽である。
関係職種の人は絶対必見。
「危険なメソッド」を見て何だかピンと来なかった人も当時の時代背景が描かれているのでぜひ見てほしい。 -
最後の最後まで凝っていて非常に楽しい映画だった!
ダリンプルはダークナイトのレイチェルのひと。
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英国ヴィクトリア朝の仰天実話に基づく、
世界初!女性のための“大人のおもちゃ”誕生秘話!! -
女性用大人の玩具の開発秘話。
ヴィクトリア朝時代の女性の人権に関する改革も掘り下げられていて、女性による女性の為の社会が出来るまでっていうのが真のテーマなんだな、と -
第二次産業革命の19 世紀ロンドンで、医師モーティマー・グランビルがいかにして世界初の電動バイブレーターを作ったか。
そして、このバイブレーターこそが当時、初めて特許を得た医療電気製品の一つであったらしい。
女性の不安定な感情全てをヒステリックと言う括りで片付けようとする世の中に待ったをかける映画でもある。
久々に観た明るい映画だった。