長い廊下がある家 臨床犯罪学者・火村英生 (光文社文庫) [Kindle]

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  • 火村シリーズ短編4つ
    異色なのが3本目の『天空の目』
    なんと火村が登場せず、有栖川が解決するという体裁。ふだん的外れな推理と揶揄される主人公の面目躍如にスッキリ!
    4本目の『ロジカルデスゲーム』も異色。
    普段は死体を相手にする火村だが、生きた人間にデスゲームを仕掛けられる。さてその毒薬をどうやって回避するのか?

  • 初めての有栖川有栖作品。探偵&助手は尖っているものと相場が決まっているが、火村&アリスのコンビは常識的な社会人をしているように見える。奥ゆかしさすら感じるキャラクター描写は短編集だからだろうか。トリックもページ数相応の込み入り具合でとっつきやすい。
    全体的にあっさりした印象の本作の中で異彩を放っていたのが、最後に収録された「ロジカル・デスゲーム」。設定から超有名作品を連想してしまうのは致し方がないだろうが、話の肝をずらしているので二番煎じの感はない。確率の部分は私でも解けたものの、当然火村と同じ解法に至るはずもなく…。彼の人となりが見えてくる好編だ。
    さて、次の作家アリスシリーズは何を読めばいいだろう。

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  • 表題作のトリックの見せ方が面白かった。『雪と金婚式』みたいな人が死んだけどなんかいい話っぽくしまる話もたまには良い

  • これは初めて読んだ。短編集。Kindleだと、読みたいときにすぐ購入できてやっぱり便利だなぁ。
    アリスが一人で事件を解決してる話がある‥‥!と感動した。
    タイトルの話は、まんまと騙されるアリスが不憫で可愛いらしい。最後の話、ロジカル・デスゲームが印象的だった。小説だけど、思いついてもできん、と思ってしまった(笑)。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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